■ MUKU-DATA  無垢床板 松だと思うが・・
北方文化博物館さんの木の床板
多分に松材かと思うのですが(部分的に杉?)長く使われ多くの人が行き交い、
丁寧に大切に拭かれ磨かれて、黒光りしています。
貼ったときは床材も梁材も木地のままだったはずが
長い年月、使われてきたことで木地とは趣が違う良さを感じます。
木の床の魅力です。
20年、30年では出ない味わいです。
家は長く受け継いでいくもの。。。
この業界に携わり30年近くになろうとしていますが年々その気持ちは動かず確信的に変わってきています。
まずは躯体、
躯体をしっかりと長く持つもので作る。
次に内装、10年20年で劣化が始まるものではなく
更に味わい深く変化していく素材。
木、塗り壁、石、昔から建築に使われてきた素材です。
住宅ローンが終るころに解体・建て替え
少し前の我々の先輩たちはそのサイクルのお陰で、
次世代も飯が食えてきたのかもしれませんが、
30年で解体・・何か違うように思います。
家もヨーロッパ並みに古き良き物に価値がある、
日本でも良いものは骨董として受け継がれていくように、
家も残せる躯体、次に繋げていける躯体、であるならば
木の床を補修して、壁を補修しながら100年が当たり前、200年前もあり得る
そんな住宅価値観に変化しつつあるように思います。
使えるお金がないのなら尚更、使い捨て文化を絶ち、
長く次に繋げていけるものへ・・と自ずと気持ちも変化していくではないでしょうか・・・
より本物が求めらてくる時代なのかもしれません。

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