MUKU-DATA  杉 破風板 赤味勝ち  

建物の妻側の屋根軒先に見えてくる部分を破風板(はふいた)、
行間のタルキに取り付けられる部材を鼻隠しといいます。
最近はこの破風、鼻隠しを鋼板で仕上たり、窯業系+塗装で仕上たり、
箱のようなつくりで破風のない家が多くなりました。
入母屋づくりが多かった頃、破風板でいいものが出せるというのは材木屋の腕の見せ所の1つでした。
①長さ
②無節
③赤味(外部ですので赤味のほうが耐久性あり)
④共木で左右対称(拝み部分の木目が合う事)
⑤乾燥
その他
以前は共木の破風板を2枚1組で13尺~18尺位まで製材して乾かして在庫していたものです。

今も時々木の破風板の現しの家があります。
破風板を繋ぐとしたら、どの位置で継ぎ足すかよく検討されたほうがよりいいと思います。
折角いいお宅なのに最後の450mm程度の部分で繋いでいたりすると
材木屋としては少々残念に思います。
6m位まででしたらどこの製材所でもそれほど高くなく作れますので、
材木屋に相談してみるといいと思います。
予算があれば7m、8m、10mだってつくれますよ。
(早めの段取りで天然乾燥が必要ですよね)

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