MUKU-DATA  ラオス桧 6.3m  修正挽き

昨日持込みされた長尺6.3mのラオス桧2枚とラオス松1枚の修正挽きをした。
長く保管されてあったものらしい。

そういえば、ラオス桧って一時木材展示館で良く目にしていた。
もう20年も前の話かなぁ・・ 
その展示会へ行くとラオス桧ばっかり持ってくる荷主さんがいて、
比較的巾広の大きめの材が多かった記憶がある。
板目は割れやすいのか板目部分には割れ止めを施してあったがヒビは入っているものが多かった。
実際に購入して納材した事はない。
ラオス松、こっちも15~20年ほど前に縁甲板用として新潟でも良く使われていた。
赤、源平、白の色の仕分けまでされてあった。
縁甲板が普及すると造作材としての敷居材もラオス松が出てきて、
こちらも結構使っていただいた。
これらはいつの間にか、、姿を見なくなった。
昔の在庫としてまだ数十本程度、倉庫にラオス松の敷居材が残っている。

初めて製材したラオス桧だが、油分というよりは脂っぽいものが多いのか、
直ぐに帯鋸が切れなくなった。
切れなくなると帯鋸は進行方向に押され、挽き面からは摩擦で煙が出ていた。
3枚修正挽きするのに2枚帯鋸を取り替えた。
香りはどうだろう?と鼻を近づけてみたが、あの桧の香りではなく
弱い香りなので、なんだか良く分からなかった。

年輪は細かく、長尺カウンターにしたらそれはそれで良いだろうなぁと思った。
なかなか良い木目していましたよ。