MUKU-DATA  製材指示書  桧、杉白、ホワイトオーク

工務店さんからの造作材発注の明細は各社さまざまな形で依頼がきます。
A:ミリと寸
B:仕上げ寸法表示と分増しした挽き寸表示
C:等級表示の有り無し
D:定尺と細かく乱尺
E:柾目と板目
F:その他

それらを確認して再度先方様に確認の後で製材の指示書を作成します。
①仕上げ寸法に分増しする。(製材後に大工さんが万能機→超仕上げ機で削り仕上げる為)
②分増しはツガやスプルースなどの柾目挽きや杉などアテの少ない材は3mm。
タモ、オーク、アッシュ、ナット、チェリーなど反りの出易い広葉樹系は5~7mm。
③寸表示で大きな文字で(これは当社製材工員が寸馴れしている為と小さい字が見難い為)
④柾挽き、板目挽き
⑤上小、1無、2無、3無、4無の等級表記
⑥製材した材が使い易いように、NO表記
⑦数種類の材種を効率よく製材できるように材種分け
など
に整理して製材の指示をします。

プラス、杉であればなるべく白木部分で!とか、外部に使うので耐久性のある赤勝ちで!など
御要望をいただく事もあります。

昔は木を良く知っている大工さんからの発注が主でしたから、
こんなの破風板に使えないとか製材品に対してはうるさく、返品も多々ありましたけれど、
今は現場監督さんからの発注が多いですので
以前よりは木に対して、あーだこーだの注文は少なくなりました。

逆にいいますと、その分、材木屋の責任・役割が大きくなったとも言えなくはありません。
適材適所。いかに予算内での適材、面白い材などを出せるかが勝負どころでしょうか。
そんな事を思いながら製材指示書を作成していました。

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