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■ MUKU-DATA 桜 4m材 現状天然乾燥2年半
一枚板天板やカウンター等で、まだ製品になる前に
材木屋等に、見積りするので写真など送ってくれませんか? と依頼しても
延々と返事が来ないっていう経験はありませんか?
直ぐに出せる場所、既に半仕上げにして価格表示して並べてあるもの、それらは
写真を撮っておくればいいので、その日のうちに写真や見積りなど送ることができるのですが・・
いい訳じみて聞こえるかもしれませんが、、
これがなかなか大変な作業でして、、、
全国の一枚板をストックしている材木店さんの代弁的な意味合いもあったり、
決してご要望を無視している訳ではないって事なのです。
今回の例で言えば、桜で階段材を作りたいと・・
側板、踏板全て。
踏板は大体は900mm以下でいいのでそれはどこの材木屋でも何とかなるだろうけど
側板となると4m材、、
桜は皆さん御存知のように杉や桧、広葉樹でいうと欅みたいに比較的直材の長めの幹があるものは
多くはないので、、4m材ってなると結構そこでハードルが上ってくるのですが・・
桜で作りたい拘りがあったようで、、
当初は今は適材はないかなぁ・・程度だったのですが(天乾中のものがあったのですが)
電話でお話していると、、なるほど「桜」に拘る理由も分かったので
あることはあるのですが、現在天然乾燥中で桟積みして2年ちょい
まぁ箱型に組んでしまえば、、何とかなるかもしれないけど
現状はあまりお勧めはできないような話をさせていただきつつ
因みに価格もこれ位はするからとお話させていただき
大工さんと再度相談してみるって事で数か月過ぎたかと思う。
やっぱり桜が使いたいと再度連絡がきたので、、んじゃぁと重い腰?を上げ
奥から出して材質等を確認する事にした。
桟積みをばらして一枚一枚、材の確認の為に並べる。
炎天下、薄くなった頭が熱すぎる。。。 眩暈がする。
暑すぎると人間は細かな部分の注意力が散漫するものだなぁ・・
何かを作る訳ではないけれども、使えるかどうかの木のチェック項目って結構あって
(割れ、反り、虫、厚み、小ヒビ・・・)
この桜、割れは思ったほどではないけれどもネジレがキツイ・・
捩れに対して上からの荷重が少なく捩れる事ができたから割れが少なくて済んだとも
言えるのですが・・
木は素直で正直だからね。
踏板はこの桜でなくても別な桜から木取りはできるが
4m材の側板、仕上げ厚35mm これが果たして仕上がるのかどうか?
実際に製材機に載せてみないと何とも言えない。
現状粗木で70mmほどあるけど、、 両面平らにすると厳しいかもしれないが、、
まぁここまで出したんだからやってみるか って感じ。
お客さん待たせて奥から何とか出して、数年眠っていた材が使えるかどうか材質を確認して
ありゃ、やっぱり使えなくて、待たせたお客さんをがっかりさせてしまう・・・
って事になると最悪でしょ・・ よくある話なんだけど。。
これと同時に1年ほど前に問合せをいただいていた神代桂も直ぐ近くにあったので
そちらも1年ぶりに恐る恐る写真を送り、電話。
(今頃、遅いよ、もうとっくに用事が足りたよ、もうその木は興味が薄れた・・
その程度のことを言われても仕方ないんだけど・・
そういったお問合せをいただいているのが何件かあって
いつも頭のどこかに残っていて・・
あぁ悪いなぁ・・ やる気ないって思われてるなぁ・・とかね
そんな感じ)
んで神代桂の件で、電話したら
昨日丁度、9月になったら見に行こうかなぁ・・って思ってた(県外の方で初めての木工所さん)
って返事に遅くなり過ぎてすみませんという気持ちと材木屋の事情(っていうか弊社の事情か)
を理解してくれていたんだってことに安堵。。
これらの桜と神代桂の作業で約半日ちょい。
せっかく作業しても待たせたお客さんのご要望にお応えできなかったって事も多々あったりで
ちゃんチャン・・終了となることもある。
同業の県外の一枚板を多くストック材木屋なんて
桟積みされた膨大の量のストック材の中から、2~3人で半日以上かけて
選択できる適材を数枚用意しているところも数軒知ってるけど
なかなか皆さんそれらは悩ましく苦労されているようです。
見に来るお客さんの方も、その事情が分かるとプレッシャーだよね。
自分なら悪いから、気に入ったものがなくても、買ってしまいそう。。
別な同業者さん(県外)は写真は一切送らない。
決まったためしがないってところも数軒ある。
家具屋さんで購入する一枚板とは違って
製品にする前段階なので、なかなか色々とあるんですよね。。
愚痴じゃなくて、昨日作業しながら、いつも長~~~~く待たせたり
ご要望にお応えできない事も多くて、
それに労力も使うし・・
お客さんには悪いし、なんかもっといい方法ないかなぁ・・と
大きな倉庫があると、解消できそうだけど
それはそれでまた散らかってしまうかもですね。
そんな感じで桜、製材機に載せてみて捩れた両面を擦り落とし
4mの35mm厚に仕上がるかどうかやってみますね。
取れなかったらごめんなさいで許してくださいね。






上記は桜4m材
下の写真は神代桂
木工の小さなものであれば部材取りできるが割れも多く腐れもあるので
歩留りはかなり悪いよね。。
これって必要な部材取りはできるのかなぁ・・
使えるようであれば是非とお話しておいた。





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■ MUKU-DATA 神代欅 部材取り用
しばらく前に割れ止めを塗って片付けておいた神代欅の細かな材
目詰まりがいいので何か木工用の部材取りにできそうかな・・
角材に製材し直し床の間等の框材にもいけそうだ。
黒い色は畳床の床框には締まりそうでいいかもしれない。
材を確認しながら必要箇所に割れ止めを塗る。
この部材はどこへ向けるのがいいだろうか・・・ と常に想像する。
想像した事は実践として使ってみたいが
機会は頻繁には訪れてくれない。
材を仕舞う想像の引出しからも材が溢れ出ていて整理できずにいるが
それでも想像を続ける。
お客様の要望と近づいた時に、
材木を手に取り想像していた事が言葉となってはじめてその材をご提案できる。
100想像のうちの1回も訪れない材も多い。
想像力と創造力がぜんぜん足りていない。
空っぽの脳ミソなのにオーバーヒート気味
もっと遊ばないといけない。。
過去の「材木とは」にまだまだ囚われているんだと思う。
もっと自由に柔軟に だ。






■ MUKU-DATA 桧 KD 特一(並材)3000 105mm角 仕分け、番付け 1/15
節のある並材(特一等材)の仕分けほど難しいものはない。
化粧柱、節があってもその中でもいいものを化粧部分へ回したいとの
設計士の要望で先週比較的、気温の高めの日を選んで市場内にて仕分け作業に立ち会った。
国産の柱材や造作材など主に見える化粧部分に使われる材は
大きく分けて節のある材と節のない材に分けられる。
節のある材は「特一」→「一等」→「二等、B品」→場合によっては「C品」に仕分けされている。
「特一」は特が付くから良材と思われるかもしれないが節のある通常の並材の事である。
「B品」は悪いかと言えばそうでもなく少しだけ割れが入っていたり面付きだったりと
各メーカーによって仕分けの違いがある。
例えばA社の特一A品とB社のB品を比較するとさほど違いもなく単価もB品だが
他者A品とさして変わらないものもある。
特一の仕分けはメーカーの判断基準によるところが大きい。
その辺は普段から多数のメーカーを扱う信頼のおける問屋さんに耳を傾けるのが間違いない。
節のない等級に関しては、小さな節が数カ所の一面上小節から始まって二面、三面、四面、
そして無節も一面~四面と細かく仕分けされ単価も上の等級になれば高くなる。
更に各メーカー(製材所)の仕入れる丸太の好み、仕分け選別の厳しさなどが
出来上がった材と価格に反映されている。
このメーカーが作るものは木味がいい、素性の良い丸太ばかり製材しているねっていうのは
その製材所の姿勢や方針が材を通して垣間見えてくる。
数十もの等級がある中でも一番難しいのは節のある並材(特一材)である。
プロ~素人を含め、見る場所が多岐に渡るし好みも違う。
長年材木を扱ってきて、これがいいだろうと思っていても
それぞれに考えがあり、視点が変わる。
節が小さく少ないようでも抜け節が目立つ材よりはしっかりと生き節で目細な材の方が
良く見えたりもする。
以前、杉の階段材である程度節のあるもので・・・と言われたことがあるが
生き節でしっかりした270×45mm程度の杉材の乾燥材を
その場で直ぐに手配することは簡単そうでなかなか適材はない。
これは生き節の階段材にできそうだなと数十枚梱包で仕入れすると
今度は数年もそのリクエストはなくなりデッドストックとなってしまう。。といった事も多々ある。
弊社で普段から製材している赤身の下見板も同じである。
節のあるもの、生き節、厚み12mmとか15、18mmと薄めの板状に製材することは
当然36mm厚を製材するより2倍、3倍の手間がかかるし
薄くなればなるほど乾燥と同時に節も抜け易くなってくる。
そして節ありは無節より単価は安いのが通常
下見板等の薄めの節ありが、製材の中では最も難しく丸太の選木には慎重にならないといけないと思う。
むしろ節無しなんて、良い丸太を挽けばいいのだから
髙い良材丸太のみ買っていればスイスイ挽けるのかと思う。
そう考えると特一の良材が本来、上小部程度の単価になって然るべきと
思っている製材所の方々は全国に多くいるのかと思う。
昔から大工さんによく言われてきたが
並材で節の少ないものを持ってこい、、、気持ちは分かるけどね・・
最近は大壁が殆どなので耳にしなくなったが
もう耳にタコができるほど聞かされてきた言葉などで
特一で、できる限り精一杯は心掛けている、つもり(=これは見方の違い)


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■ MUKU-DATA 全銘展(岐阜銘協) 11/13,14
先週は12日~ 全銘展岐阜を絡めて岐阜、名古屋へ行ってきた。
さすが岐阜の全銘展、多くの出材と全国、海外からの多くの人たちで賑わっていた。
弊社の木材倉庫へ来ていただいた方々や約1年ぶりに顔を見る同業の方々など
いろいろとお話を聞けて有意義な時間だった。
年々良材が少なくなっているのは耳にするし、実際に並ぶ銘木類を見ていてもそれは実感できる。
良材も少なくなる中、形、全体の見た目、人気の材種、木工用の細かな端材など
「THE銘木」とまでは言えないがキャラの立ったユニークな材も目立ったように思う。
価値観の多様化、若い世代の新たなニーズ、
並ぶ材木たちを見ていると少しづつ変化しているのを感じた。
木材愛、本当の意味でのその木が持っているそれぞれの良さを
その価値として認め、求めている人たちが多くいるし
特に若いこれからの人たちが感性で木を選んでいるようにも思えた。
それはその先に業界以外の人たちの求めている「木の本当の良さとは」が少し見えるようで
弊社はこれから何をすべきか、どういった木材を提供できるかなど
一層今後の木材業界は面白くなってくるかと思うし
どういった使い方、見せ方など提案できるか真の実力が問われてくる事になると思う。
黒柿類は丸太も製材された製品も多くあった。
こんなに柿の木ってあるんだぁ・・って位に
皆さん全銘展に出材するよう調整しているのかと思う。
毎回そうだが黒柿の製品コーナーはギュウギュウ詰め状態になっている











黄檗(キハダ)やタモの杢ギラギラコーナー
競りは一気にトントン根が跳ね上がっていった


製品市の翌朝14日、(丸太の市日)
倉庫内を再確認するのに見て歩いた。
一枚板たち、昨日はおつかれさま~
行き先が決まって良かったねぇ~ って







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■ MUKU-DATA 県森連 2/26市の様子
必要な丸太があった訳ではないですのが
黒柿の大きめ丸太と栃の4m材の大径木が出ているとの事だったので
見学がてら雨の舞う寒い市場へ。
柿の丸太は凸凹と入り組んで元は60cmほど?元から6尺ほどは空洞だったが
なかなか迫力のある柿の木として大きな丸太だった。
柿の木は黒い縞の入った丸太は小さくてもやはり高値落札される。
写真は取り忘れたが、大きな栃の丸太は高値が付く。
一枚板として製材され天板や長尺カウンター材の栃となると
一枚板市場での取引はかなり高く、そこに杢が載っていると価格は更に強気
なかなか買えない金額となってきているが
丸太でその値段であるなら製材後の一枚板の価格も致し方ないだろう。。
木は大径木へと育つのに100年200年という年月が必要なので
決して高くはないと、木を毎日扱っていて思うのだが
巾広テーブルが一枚50万、100万となるとなかなか一般的には受け入れられない。
木はずっとそんな感じ・・・
一時、少しだけ、ん?流行ってる??となっても直ぐに下火になっていく。
木は流行るものではないだろうね。。
騒がしい我々の事を横目で見ながらいつも静かにそこに居るって感じか・・









■ MUKU-DATA 大阪銘木協同組合 ( 11/22 )
組合創立77周年優良銘木展示大会 11/21~11/22
お誘いいただきましたので大阪の銘木市へ行ってきました。
東京新木場の銘木市場がなくなってしまって・・
銘木の集積地である都会の銘木市場には古い昔の材が出てくることが魅力では
あったのですが・・・
古い材はいいものが多いですからその辺を期待して。。。
一日目の競りは針葉樹中心との事で、あまり用事がないので
21日早朝に車で大阪へお昼に着。
大阪銘協さんがご用意していただけるお弁当を御馳走になって
翌22日の広葉樹の競りの下見。
全国各地の錚々たる銘木商、銘木匠の方々のいる中、恐縮です。
下見は入念にするも、先立つものが乏しく・・
まいどまいど厳しい予算・・
良材も少なくなった昨今、良いものは思い切っていかないと買えないですね
こういった市場へくると全国でご活躍されている銘木、材木を扱うプロの人の
話を聞けるのはとても勉強になり刺激になります。
・木材のショールームを作っている人、
・こういった材を積極的に集めているんですよってスマホの写真を見せてくれた人、
・欲しいと思う材が被る人、何であの木選んだんですか?と聞くと
形、模様、・・云々とほぼ同じような選び方をしている人
・最近、一枚板の市場の売れ行きはどうですか?自分が感じている事と現状を
確認したり、、
・雰囲気ある木があったんだけど何の木だろう?と見に行くと
自分もその同じ木が気になっていたが、厚みが元裏違ってるから
出して3かな・・ が一緒(競りでは実際に8で流れたり)
・木が詳しい人にこの紫檀系の木は何ですか?と確認したり
もうねぇ、皆さんその道の超プロだから勉強になるのです。
惚れ惚れする栃の板あったから(今は買えない金額だから)
人が居ない時に、何度もその栃のところへ行って木表木裏とガン見したり
ナデナデしたりしていた。
あ、名古屋のSさんお久しぶりです。
どうしたん?両膝破れたダメージジーンズなんて履いて~ って
話てたら、
ヴィンテージアイテムを3Dスキャンし、生地に転写プリントした
ダメージのフェイクらしい。
えぇぇ、、オモロイ、カッコいいじゃん!
(これかぁ・・『Levi’s® 551ZXX』3D)
栃とか他の銘木たちも刺激だったんだけど
このジーンズも、なんていうのかなぁ・・転写プリントされたフェイクなんだけど
eYe JUNYA WATANABE MAN×ベルベルジン×Levi’s
の3社がオフィシャルで本気でやっているっていう事が
プリントでもなんかどこかに響いてくるんだろうなぁ・・
我々の業界でも天井板は早いころから、突板から転写のラミ天へと
その技術が持ち込まれそれなりに評価されてきたし
現在は床材や既製品建具などは転写プリントされたものが
多く使われていて、それこそ節や割れ、ダメージ部分なんかも再現され
ん?これ本物???って騙されそうになるくらい
本物に近いプリント建材が多く存在するんだけど、、、
もうちょい+何かがあると
このジーンズみたいにいいなぁって感じるのかもしれない。
木の話から逸れてしまったけど(同じって言えば、その見方は同じなんだけど)
まぁ何かといい勉強をさせていただき、皆さんから刺激をいただきまして
ありがたく思っています。
皆さんどうもありがとうございました。またお邪魔させてください。













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MUKU-DATA 造作材の廃材(新発田屋本社製材工場)
何かの製品や建築部材として加工される前、木取りされる前の
素材としての木材を見ていると、
さてこの材をどういうふうに使おうか!?と想像を巡らすことになる。
加工される前の素材、木材は随分と想像力と創造力を刺激してくれるものだなぁ
と身近に毎日見ていて感じる。
数か月前(2024 6/23(日))に日経新聞の The STYLE / で
「IDEA R LAB」を運営する大月ヒロ子さんのクリエイティブリユースに関する
記事を読んでとても共感できる事が多く、その記事を取って置いて
昨日再度読み直してみた。
うんうん、そうそう、やはり数か月前に読んだ時と同じような気持ちだった。
製材業界、建築業界という作る仕事に携わっていると
廃材、廃棄物処分などの場に出くわすことが多く、
勿体ないなぁ・・ でも仕方ないかぁ・・ と胸が痛くなる場面に多々出くわしてしまう。
日常で言えば、弊社製材工場から出てくる木の端材
きっとまだ何かに使えるだろうに・・と思いつつ
キャラのある端材は燃やさずに取って置くがもう置き場がなく
事務所中に散乱していて、きっと他の社員はどう思っていることやら・・(苦笑)
先日は親戚の古い木造家屋の解体をお願いされ
(最近やたらと新聞折り込み広告が多い)高価買取専門店などに
連絡すると言っていたが、きっといい返事ではなかったのかと思う。
伯父はお金というよりも、まだ使えるのに廃棄するのは勿体ない精神
まだ使えるものを捨てるって何だか罪だよね・・
どこかにそういった気持ちが自分自身の中にもある。
これもあれもそれも、持って行って欲しいとお願いされたけど
気持ちは分かるが置き場もなく全部は無理なので木の扉や木製品など
自分で価値のわかるものだけ戴いてきた。
新築の現場でも廃棄処分される材料もある。
例えば、新品の羽目板やフローリングなども
今は工務店さんや大工さんが作業場を持っていないところも多く、
現場で余った新品の材料もゴミ箱に入る大きさに切って実際に捨てられる事もある。
なぜそのような事が起こっているかというと、工期、工程管理がビッチリと組まれていて
例えば1束、2束足りないと、そこでその業種の工事が止まってしまい
翌日の別な業者が仕事が出来なくなり、じゃあ予定をずらして明後日にお願いしても
他所の現場での予定が入っているので次に現場へ入れるのは1週間、2週間後・・・
みたいになってしまうと全ての工程がズレてしまって
お引き渡し時期が遅れお客さんに迷惑をかけてしまう結果になる。
という事を現場監督が恐れ、1~2束足りないよりは余った方がいいという
判断となっている。
他には発注ミスって事もあるかと思う。
なんだかどこかおかしいよね・・と思いつつ
職人不足って事もあるんだけど、皆さん予定がビッシリと詰まり
時間的余裕がないんだよねぇ・・
建築なんてほとんどが職人の手作りで作る現場なのにそもそも無理があると感じるし
ロボットみたいに流れ作業のようにはいかないのにねぇ・・
でもそれが現実。
うちは材木屋だから材木と大工さんの木工事内の話だけど
きっと板金工事や内装クロス工事などでも同じような事になっているかと思う。
そういった新品でも廃棄されるものや、
解体時に捨てられる古い扉や家具類、
終活とかで連日多くの物が持ち運ばれる処分場・・・
どこかに広い大きな倉庫、使われなくなった学校の体育館等とかで
そういったものを引き受けて再利用できるようにできないものかなぁと思う。
建築の現場に関しては、私たちのように頻繁に現場へ資材を届ける
材木屋や建材屋なんかだと
配達した際に余った物を引取り、それをストックできる大きな倉庫へ持ち運んで
整理分類して、必要としている人へ再販する。
新たに何か設備投資を行う必要もないし、我々のような業種は相性がいいのかと思う。
他には、大手リサイクルショップの建材版みたいなものとか
(オーディオ機器専門があるように、建築資材専門みたいな)
他にはホームセンターなんかもこういった事は相性はいいのかと思う。
捨てるなんて勿体ない・・皆さんどこかでそう思いつつも
目をつぶって心傷めながら捨てているのかと思う。。
どなたか、一緒に再利用できる建材倉庫をやりませんかぁ!・・・?
クリエイティブリユースから少し話が逸れてしまったが
弊社工場を見渡しても、木の廃材は多くある。
一部は薪に取りに来てくれる人もいるし、大鋸屑は農家や園芸関係の方が引き取ってくれる。
製材時に出る木端材はチップ工場へ無償で引き取ってもらっている。
リサイクルできるものはリサイクルされているんだけど、
はじめに書いたように、木ってどこか創造を刺激してくれる。
それが端材であっても、これっていいなぁと思う事が多いから、
創造的に再利用できる面白い素材だと思うんだけど。。。
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以下、新聞記事より抜粋
昔は誰もが身の回りにあるモノを使い、自分で工夫し、何かを作っていた。
大量生産・大量消費が当たり前になって、いつの間にか「手の知性」が失われてしまった。
廃材は欠けていたり、半端なものでも問題ない。
むしろ、欠けている方が想像力を刺激する。人の想像力と創造力は対で発達すると感じる。
大月さんの言葉にとても共感できる。














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■ MUKU-DATA 本社木材倉庫
あの木をベースにした場合、パーツとして何の木が合うだろうか・・・?
そんな事を暫く頭の片隅に置いて温める。
先ずはお客さんからの要望が当然第一で
次に自分だったらこうするかなぁ・・と思いながら、、
こういった材で作ったらお客さんは喜んでくれるかなぁ・・とかあれこれと考える。
作る物、必要サイズ、出来上がりのイメージ、
そして実際は自分で作る訳ではないので
こういった物はどこの木工所さんが得意だろうか?
果たして、この材のここの部位を使って製作が可能かどうか?など
そういった事を頭に入れて、倉庫の中で物色が始まる。
要望、必要サイズ、イメージ、コスト、
適材を選定する。
選定も必要数ではなく、現物を実際に作る人に見てもらう為に
その他の候補も選択する。
メインの材とサブの材の現物を近づけ色味や相性を確認する。
木で作られたものは、その作られたものが完成ではなく
それが使われてこそ完成となるのかと思うので
そこに置かれるもの、そこに置かれた際の見え方も想像してみる。
これは全ての事に共通しているように思う。
大きくみれば、家、家が完成作品ではなく、
そこで暮らす人が快適に過ごせるように家具や庭、生活用品が加わり
その人らしくそこでが過ごせる時間が心地いい器として完成されていく。
花や植物を飾る棚であれば、それらが置かれて完成する。
果物を入れる木の器であれば、果物たちがキレイに見える方がいい。
(使う物ではない飾り物、展示物などであれば、
そのものズバリが完成品になっていないといけないのかとは思うが)
多くの場合は、その作られたものが使われて、完成になるという事が多いのか思う。
主役を引き立てる為の脇役的なものといえるのかと思う。
そういった事をわきまえつつ、倉庫の中を物色して適材を選び出す。
それでも完成した際は、もっと別な選択もあったかもしれないと・・
と思ったりする事も多い。
そんな事を考えさせてくれる仕事があるだけ、それが大きい仕事であろうが
小さな仕事であろうが、ありがたいと思ってやっている。
殆どの人から見れば何をどうやっているのかわからない作業だろうけど
材木屋には材木屋にしかできない裏方仕事があると思っている。








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■ MUKU-DATA 一枚板手入れ前と天然乾燥中
最近、一枚板テーブルが売れないねって
他県の同業者さんとの会話の中で良く耳にする。
そう、もともと木はそうそう流行るものではなく一見地味で分り辛く
静かな存在であるので、、
流行り廃りの中では気づかれ難く、木の方もそういった事を望んではいない
と毎日見て触っていると、木がそう教えてくれる。
生物としては死んでいるが、物となってからは環境の変化で動き続ける。
物や道具としては思い通りに言う事を聞いてくれないので
扱い辛いと感じる人が多いのだろう。。
いつの時代も多少の波に浮き沈みしながらも、極一定数の人には受け入れられている。本質・・?
不思議なもの、だな・・・と思う。
生きている期間は人より長く、死んで物になってからも
延々と生き続けていく。。
材面にはその木が生きてきた証として嘘のない年輪と木目が刻まれている。
そしてその質感は人に優しい。
この仕事は天職だから、
これからも材木屋として真正面に木と向きあっていく。



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■ MUKU-DATA 杉 枠材 t30mm 無節、上小節 AD材
先日書いた杉の造作材が溜まってきた件、
早速、ある程度まとめて出荷する事にした。
ある意味、処分である。
杉は赤身の外壁をメインに製材するので丸太の側の節の少ない白太部分が溜まってくる。
最近、杉の造作材が思うように出ていかないのでどんどん溜まってきていて
元々コンパクトな製材工場なので置き場もなくなってきた。
いままでは杉の造作材は邸別での注文で長さ、巾、厚みはまちまち
なので弊社の側取りした枠材は160mmもあれば170mmもある。
注文に応じて155mm 165mmと巾決めして長さをカットして出荷していた。
しかし、まとめて一括販売となると
150mmは150mm、180mmは180mm、4m材
サイズをキッチリと揃えなくてはいけない。
節、面、オーバーサイズ、カスリ、赤身部分が黒いもの、木目の通り・・・
仕分け作業は当然厳しくなる。
4m 150×30mm 1mmでも寸足らずならアウト、
少し面が付けばアウト
色が悪いとアウト
木目が真ん中に通っていないとアウト
製品とは、そういうものである。
文句のつけようのない、つっこみどころのない、均一な90点以上が
製品として流通して、返品なくストレスなくスムーズに流れていく。
売る方も中間業者もそっちの方がいちいち説明しなくてもいいから簡単だしね
(歩留り下がるし、資源の無駄ではあるんだけど、、そういうもんだよね)
170mm、もしくは200mmの面付きは面を落し150mmと180mmへ
仕分け作業をしながら両側を再製材してから出荷した。
尚且つ、一応厳しい目で仕分けしたつもりだが
先方の目で見てダメなものがあれば返品してねとも付け加えておいた。
製材後、立て掛けある程度まで天然乾燥した後に、桟入れして寝かせる。
品質の管理は製材工場の中では良い方かと思う。
当たり前だ、うちらはその道うん十年のプロの材木屋である。
AIではなく、経験値による材木屋の目と手に拠るものである。
しかし大型工場でほぼ自動機械によって量産される節のあるものからないものまで
混ぜこぜになった間柱のなどの下地材と
同じかそれ以下の単価という悲しい現実がある。
これじゃぁ若い製材所の目利きも育たないし、小さな製材所が
次の世代へと繋がる意味もなくなるのは当然だなぁ・・とも思う。
何の材料にするか?
何を挽くか?
に未来を見出していくしかないのかな・・(小手先の事ではなくて)
ガンバレ全国の弱小零細製材工場!!






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