MUKU-DATA  桜2枚接ぎ 座卓  鍋潟(新潟市)本間建築 本間久雄さん

本間さんとは飛込み営業からお付合いしていただき、
もう15年以上経ったかと思います。
木が大好きで、大工仕事の傍ら時間を見つけては木工や漆などやられています。
木に関しては多くを教えていただいた方の一人です。
上の桜の座卓は、ずっと前に森林組合から桜の丸太を買い当社で製材して乾かしていた板を
本間さんが作った物です。
使い込まれて家族の歴史が塗られて、いい味が出ていました。

作業場は材木だらけで、置き場のない板は天井にも保管

お孫さんに輪投げを作ってあげたり、

リビングの造作家具は端材で彩られた引出しの前板たち、なんだか楽しそう。

木工旋盤から始まり、今やプロの域では?
木地を自ら作って漆を塗れるのはよりイメージに近づけれるのでいいですよね。
(木地は買って漆のみって方も多いようです)
本間さんが漆を始めて、かぶれて病院にいってきたと話していたあの頃から
好きで続けられて、今やこの域です。
形や模様は本間さんの繊細な性格が表れているなぁと思いました。
売る為ではなく、好きで頑なに作り続ける姿勢は心惹かれるものを感じました。
もちろん本業は現役の大工さんです。

第6回新潟県伝統工芸展受賞作品 → 雪梁舎美術館

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