
■ MUKU-DATA 11 Book Matches & 7 Solid woods 永見眞一、92歳の仕事
「これ好きでしょ!?」
うん、好き好き、いいねぇ~ 組み合わせ方サイコーだねぇ~
いい資料を見せてもらった。
同じ丸太から製材して隣り合わせの板を本を開いたみたいに
左右対称で繋げるブックマッチ
木目の組合せ方で、一枚板よりも面白い模様へと変化する。
例えば全て均等に入った総杢の極上の板をブックマッチにしたとしても
1+1=2のまま、むしろマイナスになってしまう事もある。
杉など真っ直ぐに伸びる直材は丸太を製材した際、その木目は
比較的左右均等に表れるが
自然の中で育った木は通常はクネクネと曲線を描き成長する事が多い。
木には背と腹がある。
そういった自然木を製材するとそこに表れる木目は偏っている。
その偏った木目の板を一枚で見るなら・・ う~ん・・?いまいちかなぁ・・
という物がブックにした途端、マジックにかかったように
均衡が取れて良く見える事がある。
0.5+0.5 =3以上になることだってある。
組合せ、ブックマッチの妙かと思う。
ギター関係の材を供給している材木屋は
常にこの事が頭にあって、一枚の板を見た際にブックで出来上がるギターを想像できている。
常日頃の頭の中にある事なのかと思う。
これはブックマッチに良いかなぁ・・という材を2枚1組で
時々仕入れているが、バラで販売してしまったりと
なかなか思うように形に出来ずにいる。
良材、大径木が年々少なっている中で
今後はブックマッチや2枚ハギ、3枚ハギなども必要となってくるのかと思う。
木取り、組合せ方、見せ方のセンスが問われる事となる。



