
■ MUKU-DATA 柿の木
約1年ほど前に弊社へ訪ねてきていただいた方から
柿の木の伐採の相談を受けており
先週末、ようやくその柿の木と会う事ができた。
聞けばここのお宅は築150年ほど経っていて
その頃にはもうこの柿の木はあったらしいので樹齢は200年生前後になろうかと思う。
代々この柿の木とおっこ(一位)の木は受け継がれてきて
昨年大きめの枝を落した際に中が一部中が空洞になっていて
現当主との相談の元、このまま腐らせてしまうのなら
伐って別なものへと活かして欲しいとのことになったらしい。
幹や枝のあちこちからは新芽が勢いよく芽吹き
まだまだ力強さを感じる。
もういつ伐ってもいいようにお祓いも済ませているらしい。
お住まいへお邪魔してお茶をいただきながら
この柿の木の事、この地域と弊社の小須戸地区との関係など
へぇ~そうなんですね!って話をたくさん聞くことができた。
代々受け継がれてきたここのお宅ははじめは宮大工から、
山の木の伐採も行っていた事もあるらしい。
ひと山超えたこの地域と弊社のある小須戸地域は昔から繋がりが深く
この地域で柴刈りした雑木や小枝を焚き付けの材料として
小須戸まで多く運んでいたらしい。
私が生まれた昭和40年代頃まで続いたらしい。
小須戸地区は昔は製材所が10軒ほどあり
弊社の事もこのお宅の大おばあちゃんは耳にした事があるらしく
弊社2代目の婿さんはこの地域の近くから来たので(間もなく戦死)
もしかして何かこの地域との交流の中での関連があったのかもしれない。
何故に弊社へこの話がきたのか?
小須戸で行われるアートプロジェクトの手伝いをされていた
お孫さん経由で、弊社へ相談してみては?となったらしいが、、
曾爺さんの頃の弊社の事を知っていたり、
現代のお孫さんが弊社の事を話してくれたり、
どんなにインターネット社会になっても
人のと繋がり、歴史、ご縁みたいな目に見えないものの繋がりは
あるんだなぁと改めて実感する。
一つ一つときっちりとやっていくこと。
限りある中での出会いとご縁、
目先にとらわれれば、一時は良くても、そこで終わる。
樹齢200年ほどの柿の木を前に、色々とお話を伺いながら
また別な視点でほんの僅かではあるけど自身の夏目を広げる事ができたのかもしれない。





増改築を繰り返しながらここのお宅は築150年ほど経っているという。
黒光りする梁材、地松の差し鴨居も立派だった。
今でも盆と正月は梁を磨くらしい。
以前見て聞いたことがあるが煤けて黒くなった井桁の梁は
磨かれて黒から少し紫がかった色合いが最高なんだと耳にしたことがあるが
正に黒く少し紫色に見えて輝いていた。
柿の木、おっこの木と同様に代々大切に受け継がれてきたここのお宅の
歴史を感じることができる。


