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活かす - 新発田屋 木材倉庫 https://shibataya-mokuzaisouko.jp Sun, 29 Jun 2025 23:56:39 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8.8 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/wp-content/uploads/2020/07/cropped-icon2-1-32x32.png 活かす - 新発田屋 木材倉庫 https://shibataya-mokuzaisouko.jp 32 32 180542900 柿の木とそこの歴史 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/trees-and-trees/39678/ Sun, 29 Jun 2025 23:55:27 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=39678 ■ MUKU-DATA  柿の木   約1年ほど前に弊社へ訪ねてきていただいた方から柿の木の伐採の相談を受けており先週末、ようやくその柿の木と会う事ができた。 聞けばここのお宅は築150年ほど経っていてその頃にはもうこの…

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 MUKU-DATA  柿の木  

約1年ほど前に弊社へ訪ねてきていただいた方から
柿の木の伐採の相談を受けており
先週末、ようやくその柿の木と会う事ができた。

聞けばここのお宅は築150年ほど経っていて
その頃にはもうこの柿の木はあったらしいので樹齢は200年生前後になろうかと思う。
代々この柿の木とおっこ(一位)の木は受け継がれてきて
昨年大きめの枝を落した際に中が一部中が空洞になっていて
現当主との相談の元、このまま腐らせてしまうのなら
伐って別なものへと活かして欲しいとのことになったらしい。
幹や枝のあちこちからは新芽が勢いよく芽吹き
まだまだ力強さを感じる。
もういつ伐ってもいいようにお祓いも済ませているらしい。

お住まいへお邪魔してお茶をいただきながら
この柿の木の事、この地域と弊社の小須戸地区との関係など
へぇ~そうなんですね!って話をたくさん聞くことができた。
代々受け継がれてきたここのお宅ははじめは宮大工から、
山の木の伐採も行っていた事もあるらしい。
ひと山超えたこの地域と弊社のある小須戸地域は昔から繋がりが深く
この地域で柴刈りした雑木や小枝を焚き付けの材料として
小須戸まで多く運んでいたらしい。
私が生まれた昭和40年代頃まで続いたらしい。
小須戸地区は昔は製材所が10軒ほどあり
弊社の事もこのお宅の大おばあちゃんは耳にした事があるらしく
弊社2代目の婿さんはこの地域の近くから来たので(間もなく戦死)
もしかして何かこの地域との交流の中での関連があったのかもしれない。

何故に弊社へこの話がきたのか?
小須戸で行われるアートプロジェクトの手伝いをされていた
お孫さん経由で、弊社へ相談してみては?となったらしいが、、

曾爺さんの頃の弊社の事を知っていたり、
現代のお孫さんが弊社の事を話してくれたり、
どんなにインターネット社会になっても
人のと繋がり、歴史、ご縁みたいな目に見えないものの繋がりは
あるんだなぁと改めて実感する。

一つ一つときっちりとやっていくこと。
限りある中での出会いとご縁、
目先にとらわれれば、一時は良くても、そこで終わる。

樹齢200年ほどの柿の木を前に、色々とお話を伺いながら
また別な視点でほんの僅かではあるけど自身の夏目を広げる事ができたのかもしれない。




増改築を繰り返しながらここのお宅は築150年ほど経っているという。
黒光りする梁材、地松の差し鴨居も立派だった。
今でも盆と正月は梁を磨くらしい。
以前見て聞いたことがあるが煤けて黒くなった井桁の梁は
磨かれて黒から少し紫がかった色合いが最高なんだと耳にしたことがあるが
正に黒く少し紫色に見えて輝いていた。
柿の木、おっこの木と同様に代々大切に受け継がれてきたここのお宅の
歴史を感じることができる。




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変形板 個性にフォーカス https://shibataya-mokuzaisouko.jp/%e6%9c%a8x%e3%82%a2%e3%83%bc%e3%83%88/38828/ Thu, 03 Apr 2025 23:42:04 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=38828 ■ MUKU-DATA  栃の辺材 変形一枚板 天然乾燥材 この栃の丸太を製材したのが2021年春だったのでちょうど4年経過した。製材後に一枚板は皮むきして割れ止めを塗り桟済みして天然乾燥をする為に数年寝かせる。その際に…

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 MUKU-DATA  栃の辺材 変形一枚板 天然乾燥材

この栃の丸太を製材したのが2021年春だったのでちょうど4年経過した。
製材後に一枚板は皮むきして割れ止めを塗り桟済みして天然乾燥をする為に
数年寝かせる。
その際に、辺材部分の変形した板や小さな板は、桟積みすると梱包のバランスが悪いので
庇の下に立て掛けて天然乾燥を行う。
それらの辺材や変形した板類の整理を行った。
丸太を製材する際に、ある程度のカウンターや一枚板が取れるようになるまで
辺材部分を挽き落とす。
その際に変形した部分や樹皮が多く残っている材が出てくるのだが
それらはより立っていた時の木の名残を残していて自然木感を一層感じる事ができる。

こういった材は部材取り用で木取りして店頭に並べられる事も多いのだが
木取りするのは簡単だけど、樹皮の凸凹感、樹皮と材面の境界の曲線など
実にいい味、キャラを残している材も多く
ついつい、これ木取りして部材にせずに
このまま活用できたら面白いなぁ・・と手が止まってします。

樹皮を残しての小物作りの材取り用でもいいし、
薄めの板は看板材にもいいかもしれない。
曲線と辺材が残っている変形した板は室内へ取入れた途端に
その威力、空気感をガラリと変える力を持っている。

整理しながら、カットして部材取りしてしまおうかなぁ・・と
何枚か丸鋸でカットしたけど、
木取りした時点で、その材の持っている可能性の半分は
こちら側で決めてしまったとも言える事になる。

もっと自由に大胆に楽しい活用方法は
自分なんかの木取りより、ここを訪れてくれる皆さんのアイディアの方が
面白い事を沢山考えているのかと思う。

ですので、やはりカットするのは、途中で止めて
皆さんこの栃の未来を託すことにした。

色々な形、木目、そえぞれの個性
これらを見ていると気持ちが明るくなってくる。
個性豊かってことは楽しいことなんだなぁ・・と思う。



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変な木をレスキュー https://shibataya-mokuzaisouko.jp/lumbering/38398/ Tue, 18 Feb 2025 00:32:00 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=38398 ■ MUKU-DATA  材種不明 2/17レスキュー 新発田市より 昨日、朝一ラインで写真が送られてきて、これ要る?と えぇ~ なんの木だろう?皆さん分からないらしいが、納屋を解体するのに中を整理して今朝から解体業者さ…

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 MUKU-DATA  材種不明 2/17レスキュー 新発田市より

昨日、朝一ラインで写真が送られてきて、これ要る?と

えぇ~ なんの木だろう?
皆さん分からないらしいが、納屋を解体するのに中を整理して
今朝から解体業者さんが来ているので廃棄してもらう予定らしい。。

写真だけじゃわからないけど、凸凹コブコブしていて面白そう。
で、廃棄されるといけないので急遽今日の仕事を放りだしてレスキューに向かう。

現場に着くと丁度一服時間で、そこのお宅のおばあちゃんと
大工さん、解体業者さんなどとお茶をいただきながらあれこれとお話

蔵もあるし納屋もある、母屋の梁は煤けて良い飴色になっていた。
明治時代に建築したらしく当初は茅葺屋根だったらしいが
そこに二階上げをしたりしながら増改築を繰り返し
いよいよ建て替えをするらしい。

例の変木は今は亡きおじいちゃんが持ってきたものらしく
大切に納屋に保管してあったものらしい。
大工さんが、新発田屋もしかしてこういうの好きかもなぁ・・と
うちの事を思い出してくれて工務店さんに連絡してみては?と
言ってくれて朝、ラインを送ってくれたらしい。

1.2mほどの丸太で、それでも丸太はやはり重い。
4人で人力でトラックの荷台へ積み込んだ。

この丸太にとっては何十年ぶりの外の空気だろう・・・
寒いか?
どこへ連れて行かれるんだろう・・?

帰り道中、直ぐに製材するべきか?
暫く倉庫に置いて様子を見てから製材した方がいいか?
などあれこれと考えつつ
この木って梅かなぁ・・?
梅だったら薄く挽いて結界の材にしたらいいかなぁ・・
いづれにしても挽いて見なきゃ何ともいえない。
こういった瘤瘤の丸太、この瘤のつき方は意外と表面だけが瘤のものも多く
瘤の杢目が挽き板に活かせない事も多い。
虫にもだいぶやられているようだ。
木粉が吹き出してくる。

大事に大事にされてきたんだなぁ・・

よし、先ずは倉庫へ入れる前に雪曝しにして春まで観察してみようと思った。
直感
木を扱っていて思うが、丸太や挽いた板類は
冬場は屋外に置いて野ざらしにしていた方が後々いいではないか・・?と思う
材が何点かある。
挽いた板であれば木裏を表に向けて屋外へ立て掛ける。
雪や寒風に曝される事で、身が締まり後々材としては丈夫になるのではなかろうか・・?艶も出そうな気もする。
そんな話は材木屋や銘木屋の先輩たちから聞いたことはないけれども
何となく材種やその状態によっては
もしかしてその期間があった方がいい材もあるような気がしてならない。
普段、毎日いろんな木を見ていての根拠のない直感ではあるのだが・・

今日からまた寒波がやってきた。
今朝は雪は積もらなかったけど、気温はマイナス
この丸太たちも、もしかして丸太の中に潜んでいる虫たちも
急な環境の変化できっとビックリしている事だろう。

しばらく様子を見る事にする。
もしかして、今日、処分場で燃やされていたかもしれないこの丸太。
まぁどっちが呼んでここへ来たのか・・ 縁があっての事だろう。。



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一枚板に原寸図 ギリ攻める https://shibataya-mokuzaisouko.jp/lumbering/38209/ Fri, 24 Jan 2025 01:49:01 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=38209 ■ MUKU-DATA  楓 片耳付きカウンター 2枚取り製材 ( 1/23) 先日お客さんに見ていただく為に用意した楓の耳付き板(カウンター用)を昨日、施主さん建築家、現場監督と現物確認に来られた。 両耳付きの一枚から…

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 MUKU-DATA  楓 片耳付きカウンター 2枚取り製材 ( 1/23)

先日お客さんに見ていただく為に用意した楓の耳付き板(カウンター用)
昨日、施主さん建築家、現場監督と現物確認に来られた。

両耳付きの一枚から良い部分のみ木取りして1枚取る予定だったが
LDKの左右対となる、一枚はカウンター材、もう一枚はベンチを兼ねた窓台の
2枚をこの一枚から木取りすることに変更となった。
(そうかぁ・・ そうきたかぁ~ )


窓台を兼ねたベンチ兼用カウンター材は取り付ける為の納まりが込み入っていて
詳細納まり図を見ながら検討されていた。
糸を張り、何ミリ逃げたところで、チリがどうこう・・
マスキングテープを使いながらギリギリの所を狙って板に印をつけていく。
原寸図というよりは、現物図といったらよいか。。

建築家は全体を見ながら、詳細納まりは現場監督と相談しつつ、
都度、施主さんにどうなるか伝えていた。
材木屋としては出る幕はない状況だったのでその場を外して
自分は別な仕事をしていたが・・
1時間以上はあれこれと検討していたかと思う。

ギリギリで攻めた現物図の説明を受ける。
ここで、但しなんだけど、
両耳付きの板は割ると多少なりとも動く事が多い。
ギリの墨付けも工業製品素材を扱うように素直にはいかない。
ここは材木屋の経験値となるのだが、
しかし、多分この楓は割ってもさほど動かないだろう。。と見える。
途中で穴が空いてあるので力が逃げているようにも見えるし
3年寝かしてネジレ具合などから、なんとなくそう見える。
これは上手く言葉では説明できない。
念の為、少し反ったら修正挽きしなきゃいけないので
その2枚に割るラインを15mm程度ズラして製材する事の了承を得る。

現物に詳細が記載されてあるので製材する時に忘れる事はないのかとは思うが
どうせなら、今日もう製材して2枚のカウンター材を取ってしまおうと
午後から時間を見て説明を受けた箇所のポイントを押えて製材した。

一枚は厚みの指定があったので、厚さを変えると材面の顔も少し変わるが
まぁ、何とかご要望通りのものが2枚取れたかと思っている。

更に、もう1つは框材
ストレートカットした際に残しておいた耳の部分
この耳を利用して上り框として使う事になった。
とにかく耳部分は木の癖が残っているのだが
これも寸法通りに製材したがやはり湾曲度合いが強く出たのだが、
こっち方面の反りは押して取り付ける事ができる方向の癖なので
問題はないのかと思う。

因みに耳付きの細めの上り框(床見切り)材に関してだが、
これは最初からこれを使おうという予定ではなかったもの。
最初から図面に耳付きの60×40mm程度と書かれてあっても
そんな事に応えられる材木屋なんてないだろうし、あっても悩むだろうなぁ・・
弊社だって、応えたいけど、それはどうなるかわかりませんが努力します程度しか言えないのかと思うが何故にそれが今回できたかというと、
またまたその材が木材倉庫にあってそれを使ってみようと建築家?施主?
が思ったから
、そういう流れになった話である。

同じ事をまたやりたいと言われても
落してもいい板、傷んでいない耳が残っていればできるが
いつでもできる訳ではない。
この1本のたかが床見切りではあるのだけど
材ありき、そこにある材を使って作った方がもっと良くなるのではなかろうか?
と常々考えている思考がなければ
こういった事には発展していかないのかと思う。

施主さん、建築家、現場監督、皆さん楽しみながら建築している事が伝わってくる。
それが何よりだし、そんな建築の一部材として使っていただける
材木に携われる事はありがたく嬉しい事。
建築は楽しくなきゃいけない。
人生で最大の買い物、どうか皆さん折角の一大事業なんだか
そこで携わる職人さんや多くの人たちと楽しみながら作っていって欲しいと思う。
みんなの心がこもって出来上がった家は、温かい。














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木に内包されたエネルギー⚡裂  https://shibataya-mokuzaisouko.jp/characteristics-of-wood/30154/ Wed, 25 Jan 2023 01:05:18 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=30154 ■ MUKU-DATA  栃 製材直後に裂ける 先日、持込みされた賃挽きの栃を見ていたら木口の割れのある赤身部分を製材した直後に板がパーンと裂けた。あぁぁぁ・・ 裂けたぁ・・・  栃も裂けるんだぁ・・と 昔挽いた赤い木を…

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 MUKU-DATA  栃 製材直後に裂ける

先日、持込みされた賃挽きの栃を見ていたら
木口の割れのある赤身部分を製材した直後に板がパーンと裂けた。
あぁぁぁ・・ 裂けたぁ・・・  
栃も裂けるんだぁ・・と 昔挽いた赤い木を思い出した。

もう20年ほど前に「リュウガン」(と大工さんは言っていた)という赤い木を
何回か製材したことがあったが、
帯鋸を通過した後からどれもことごとくバキバキと裂けていった。
リュウガンが竜眼木なのか?(竜眼とチンチャンは同じ?別な木?)
雷電木(ライデンボク)と言われるチンチャンなのか・・その後製材する機会がないのであの赤い木の正式名称が何だったのかは定かではないが
持込みした大工さんはリュウガンと言っていた。

あの頃、リュウガンを製材するのを見ながら
うわぁぁ・・ 裂けていくんだねぇ・・丸太で樹皮に覆われている事で
形をキープして色んな方向に力が向き押し合いながら引っ張りながら
バランスを保っているんだなぁ・・と妙に関してしていた。

板挽きして桟入れして天然乾燥する際は、樹皮(耳)の部分は落とした方がいいと言われている。
板は樹皮に両端から引っ張られて割れやすいらしいが、、
確かにそうかと思う。
昔の枠材は片耳は製材して落として乾燥させていた。
片耳だけでも落しておけば両端からの引っ張りがなくなるので割れも軽減されるのだろう。

栃の丸太製材は頻繁には立ち会う事はないが、
栃もこんな感じで割れるんだなぁってことを体験した。

この栃が持っていた自然の力で割れた曲線は、それはそれで良い感じに思えた。
こんな風に曲線加工はなかなか狙ってはできないよね。。

美しい裂け方、割れ方・・・
そんな事を思っていたその日の夜、SNSを眺めていたら
工業デザイナー秋岡芳夫さん(1920-1997)の言葉のbotが流れてきた。

「木の力を殺さずに、活かして使うために割る」それがかつての日本の木工技術だった。「木を割って物を創ると言うことは、とりもなおさず、木にならって、自然に素直に物を創ることだ、いや木がそうさせるのだ」と、われわれの祖先たちは考えていたのではないだろうか。

木にならって、、、自然に素直に創る。。
いや木がそうさせるのだ。。

木を良く知って向き合っていた方なんだなぁ・・と
とても同感する。

















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