The post 手入れ 手間をかける。 first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>
■ MUKU-DATA 桜の樹皮
昨日一昨日と500km向こうの木材業者さんのところへ行ってきた。
目的はいづれも普段お世話になっている業者さんなのでAとBを繋ぐこと。
直接つなぐという事は弊社の直接的な利益にはならないけれども
普段の恩返しみたいなものだし、それぞれがハッピーになればいいのかと思う。
折角なので近くの大工さんのところにも顔を出して
作っているものや作業場など見せていただいたし、
材木の事、建築の事、木の事などたくさん話す時間が持てた。
ものづくりをされている方の作業場や倉庫を見るのは
とてもワクワクする。そこにはその人そのものが映し出されているから。
写真は大工さんが持ってきた桜の丸太から自ら樹皮を剥がして
少し表面に磨きをかけたもの。
樺細工という角館には専門の伝統技術があるが、それを知っていたかどうかは
別として我流で丁寧に剥がして保管してあった。
それがなかなか魅力的な素材になっていた。
レアな材から一般材まで大工さんや業界の大先輩たちと話す中で
やはり一つの素材にどれだけ手間暇かけて
愛着を持ちながら手入れできるか?
って事かな・・と。。
手入れが良くされて手間がかけられた材木たちはその輝きが違っている。
そんな事を思いながらトラックを走らせ帰ってきた。





The post 手入れ 手間をかける。 first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>
■ MUKU-DATA 桜の樹皮の種類 角館樺細工伝承館 2023 5/4
山桜の樹皮を磨いて作る伝統的工芸品。
子供の頃、茶筒など実家や親戚の家で目にしていたが
6年前にここを訪れた際に(樺細工とイタヤ細工)
樹皮の種類と美しい細工に魅了されてしまった。
樹皮に使う樹種は山桜でヤマザクラは古語で「カニハ」
カニハがカバと言われるようになって桜だけど樺細工の語源になったらしい。
木材では樹皮は不要なものとして処分される事が殆どで
ましてやこの樺細工のように美観的に使用されるものは他にあっただろうか・・?
樹皮も木の一部、実演中の伝統工芸士さんから説明を受けたが
樹皮でも磨くと木のようにキラキラ、ゆらゆらと奥深い杢目が出てくるものがある。
手に取ってそれを見せていただいたが、深く奥行きのある美しい杢目が表れていた。
その樹皮は若木ではなく樹齢のいった桜の分厚い樹皮からでないと
出てこないらしい。
手元に置いておきたくなったが棗だでお茶をやっている訳でもなく
使うあてもなかったので止めておいたが、、、
材木とはまた一味違った深く美しい樹皮の杢目は
あれから3週間経った今も頭から離れずにいる。
そしてそういえば、ここ角館樺細工伝承館を設計したのが大江宏だったことを
またすっかり頭が飛んでいた。
次回は併設された素敵な喫茶室で腰をおろして建物も良く見学してこよう。
ポストモダン建築巡礼(日経)角館樺細工伝承館













■ MUKU-DATA イタヤ細工 made by 民芸イタヤ工房
GW東北の旅で立ち寄った角館は、
樺細工とイタヤ細工をもう一度、見てみたかったから。
6年前に本場の樺細工を目にして桜の樹皮の種類と使い方に感動した。
( 2017 5月 樺細工とイタヤ細工)
その際に樺細工だけでなくイタヤ細工というものがあることを知った。
今回、樺細工もイタヤ細工もいづれも実演製作されている職人さんがいて
色々とお話を聞くことができた。
イタヤ細工に使う素材はイタヤカエデの樹齢20年弱の若木を使い
伐採後、木が乾く前に木口に鉈で切れ目を入れて剥がして素材にするようです。
山に素材のイタヤカエデを取ってくる方も80を越えご高齢で
素材採取が大変なようなことを言っていました。
作りたては楓らしく純白なのですが、
使い続けた35年ものを見せていただきましたが
何とも言えない深みのある色に変化していました。
35年って・・もうオレ死んでるねぇ・・ってポツリと呟いたら
大丈夫、今は90、100と寿命は長いからなんて言われたくらいにして・・
で、楓と言えば白なんだけど、その編み込む前の素材に色付けしているものもあって
これが初めは軽い感じなんだけど、数年経ち、35年ものになると
すご~く良い色に深化していたのです。
上のザルで3年ほど経過したものとの事。少し色が付いてきていますよね。
黒い色は泥染めをしているらしい。
そこで実演されていた方のお父様が神代木の色が好きで
試しに泥で黒染めしたものを取り入れながら編み始めたらしいです。
泥染めってのが、、いいですよねぇ~
んでもって、本来は若木の丸太から手で引き裂いて素材を作るらしいんだけど
最近は機械でスライサーした素材もあるらしく
均一にスライサーされた素材は編み込む際に弱い部分もあって
上手く編めないから、やっぱり木の繊維に自然にそった手剥がしの
素材の方が丈夫で使っていても味わい深いものになっていくようです。
へぇ~そうなんだぁ・・ へぇ~ って頷く事ばかりでうんうんと納得。
木で作られたものって何がいいかって、
やっぱり使い込んでいくことでその人らしい味わいと深みが刻まれて
どこにもないものへと変化していく事ですよね。
これから35年、、生きれないとは思うけど
次に受け継いでいけるもんね。
自然素材に人の手が加わることで
どうしてこんなにも美しいものとなるのでしょうね。













■ MUKU-DATA 桜の樹皮
板として製材されたのち、その一枚板を保管する前には
必ず樹皮の部分を剥がし、割れ止め、必要に応じて木口に鎹を打ち込んで
桟入れして数年間天然乾燥を行う。
樹皮を剝がす理由は虫が入り難くする為で
樹皮と辺材白太部分の間には虫にとって安全で居心地のいい場所のようだ。
(樹皮を剥がしたからといって虫が入らない訳ではないのだが
剝がさないより剥がした方がまだ食われ難いので)
この樹皮剥がしが材種によってなかなか剥がれない木もある。
伐採した時期、丸太で放置された期間にもよるのかもしれないが、
例えば樫の木、杢の入り組んだ栃、楓、クヌギなどは樹皮剥がしに苦戦する。
板にされた側面の両耳部分をキレイに一枚剥がすのに一日を要するなんてこともある。
自然なままの両耳を大切に残すことは材種によって見えない手間が多くかけられている。
樫類とは別に、何もしなくてもしばらく放置して乾いてくると
自然に樹皮が剥がれてくる材種もある。
経験上、例えば欅、榎、桜など
丸太の状態でも両耳一枚板となっても暫く外で放置して
材が乾いてくると樹皮が脱皮するかの如く剥がれていく。
先日製材した桜の一枚板の樹皮を剥がした。
剥がしたというより鑿や道具など使わずにゆっくりと剥ぎ取ったといった感じ。
前々から樹齢のある木の樹皮や大きな面積の樹皮には興味があり
良いものがあると時々少しだけ取っていたが
一年ほど前に、高樹齢の栃の根っ子付近の丸太を放置していたら
自然と剥がれた大きなそのままの樹皮が見た感じとても良かったので
これは何か使えるかも・・と今回桜の皮むきの際に思い出し採取した。
動物の皮はなめして革製品の素材として使われるのに
樹皮の利用は、思い当るのは角館の桜の樹皮を使った樺細工くらい。。
他に何かあるんだろうか・・・?
そんな事を思いながら桜の樹皮剥がしを行った。
途中で力を入れるとちぎれてしまう。
大きな樹皮を剥がす為に、先の尖ったヘラのような棒を差し込んで
ゆっくりゆっくり力をかけて樹皮を採取した。
途中でちぎれれてしまうと、、あぁ・・・残念・・・
大きなものが取れると大物取ったどぉ~!と一人盛り上がりながら作業をした。
剥ぎ取った樹皮を、外に立て掛け乾かしているが、
果たして虫が出てくるのかどうか・・?
割れずに使えるのかどうか・・?
材面の見える材木は勿論良いんだけど、
樹皮は樹皮で自然のままたっぷり天然素材感は何かに活用できそうな質感がある。








The post 樺細工(桜皮細工)とイタヤ細工 first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>
■ MUKU-DATA 樺(桜皮)細工 茶筒
GW明けの月曜日、皆さんゆっくり休まれたでしょうか・・・
近くて、なかなか行けなかった東北地方を車中泊もしながらゆっくり巡ってきました。
そんな中でも、見たかったのは秋田の伝統工芸の樺細工(かばざいく)。
桜の皮を活かした、自然のままの表情はとても惹かれます。
大江宏設計の角館樺細工伝承館で
伝統工芸士の大橋忠さんが実演販売していましたので一つ購入してきました。
よく目にする桜の皮を磨いた赤茶色の光沢のある「無地皮」ではなく、
これは原皮の灰褐色のザラザラした表情をそのまま用いた「霜降皮」というそうです。
また武家屋敷の青柳家にイタヤ細工で編まれた鞄や篭などありましたが、
そんな中、イタヤ狐っていう昔の子供の玩具がありました。
枝から6体のキツネを彫りこんだもの、
よくこんなの思いついて作ったね、って。
角館の町並みはシダレザクラの並木に覆われて、
とてもいい所でした。
イタヤ細工 (角館武家屋敷 青柳家内)

The post 樺細工(桜皮細工)とイタヤ細工 first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>