■ MUKU-DATA スポルテッド四手(シデ)2m材 天然乾燥材 プレナー済み
シデの木自体、過去の扱いは床柱、化粧柱として扱った事があるだけで
丸太を製材して材面を見たことはなかったので
数年前に少しだけ分けてもらったこの木、「シデ」と聞いてはいたが
それが本当かどうなのか?
木口をカットして材面を削り、へぇ~シデってこんな木肌なんだと知る。
樹皮の部分が少し残る板があったので確かにシデっぽい。
今朝、樹種事典(著者:河村寿昌 氏 / 西川栄明 氏)を開いてみたら
「シデ」の写真が丁度スポルテッドシデが出ていて
そのスポルテッド模様の入り方や材面の色合いなど同じなので
ほぼシデの木で間違いないだろう。
黒い筋模様のスポルテッド材はどこか思考を刺激して
世の中のこと、自然界のこと、もっと大きく捉えると地球に生きる生物のこと
それら答えのでない多くの事を整理して記号化してくれているような・・
この模様を見ていると思考が一瞬、整理されたような感覚になることがある。
一瞬掴みかけて、また遠のいていくような・・
腐朽菌などによる黴た模様なのだけど、文字?記号?として
何かのメッセージのような・・変な感覚
黒柿や黒檀の縞模様とはまた違った感覚になる。
近年良材が少ないと銘木業界から嘆く声をよく耳にするけど
スポルテッド材であるならば、
(いい具合にスポルテッド模様の入った材も滅多にみないのだけど)
特に白地の木であれば、その熟成加減等で作れない事もないのかと思う。
黒檀であったりこういった材面に表れる縞模様が一定数の人に刺さるのは世界共通のような気がする。
材木を見て触っていると
どうもどこかを刺激され創作意欲が湧いてくるものだ。
※上記写真の左の短い材のみスポルテッドナラ、他は四手(シデ)





















■ MUKU-DATA 椣、四手(シデ)の丸太
先日の地震で庇の下で番線を巻いて保管していたシデの木が、
崩れて道路に飛び出してしまった。
道を半分塞いでしまったので震災直後に一番最初に片付けたのが
この四手の木だった。
この椣の木は2009年に建築家物件で、象徴となる広葉樹の化粧柱を2本
探している中で、隣町の五泉の大工さんから分けれいただいたもの。
必要なのは2本だけでよかったが、
どうせなら全部持って行ってくれという事で何かに使えるだろうと
戴てきたもの。(タダじゃないよ)
そのうちの大きめの直材の丸太を2本、大きめな面を残して
正方形に製材してLDKの棟木を支える大黒柱風に使っていて
15年ほど経った今でも室内の象徴となっていていい味を出している。
椣の木を使った事があるのはこれが最初でその後は一度も扱っていないが
大工さんがこの木をシデの木と言っていて
自ら山から伐り出して皮むきしてから背割れを入れて磨いたとの事だった。
用途は床柱として使う為と言っていた。
要は変木だよね。
庇の下にあったので時々目にしていて
何かの機会で使ってやろうと思っていたけど・・
保管してから5~6年経過した頃に、いつの間にか全体に虫が入ってしまって・・
あぁぁぁ・・・ って変木として室内で使えなくなってから
また月日が経過してしまった。
震災直後から土場に置いていたがその後の雪で
少しの間、雪の下になっていて、、数日前から姿を出していた。
製材の石川さんはこのままにしていても仕方がないから
スツールか何かにしようか?と言っていて、それがいいかもなぁ・・とか
曖昧な返答をしながら、未だに何にするのが良いのか?考え中でもある。
まだ虫、居るのかなぁ・・? も気になるし
防虫処理をした方がいいのか、作る物にも拠るよね。。
今朝、再度マジマジと眺めながら写真を撮っていたんだけど
真っ黒に塗ってみるのもありかなぁ・・
(虫穴が開いていなきゃ、このままで使うんだけど)
黒ではなく、真っ白とか
ポップにカラフルに塗るとか・・
そのまま屋外で放置を続け、枯れさせてみる?
(この木、枯れさせてもそれほど渋くはならないかなぁ・・)
何がいいですかねぇ・・?
こんな状態になってしまったらできる、やれるって事ってありますよね。。
何か良いアイディアはないでしょうか?
なかなか良い曲り加減でプロポーションも良いんだよね。。










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■ MUKU-DATA 岩室の家 設計:金子勉建築設計事務所 → 「岩室の家」
6月で6年が経ちます。
欅の天板を届けてきました。
何かがいい、
何だろう・・・ 昨日からずっと考えている。
6年経過すると、外壁も黒ずみ室内造作も色がついてより深みをましてきます。
設計、大工、木材、建具、家具、庭、家主・・・・
なんなのかな・・
家主のI様、快く見学させていただけると思いますので、
この感覚を体感して欲しいなぁ・・と思います。
二股に枝分かれした欅の天板、
その部分にクラッチ(サバ杢)が表れ形も少し変形気味。
たいがい、こういう天板を室内に取り込むと、
その空気感もガラっと変わり、
うわぁ~って喜ばれたりするんですが、
ここは空間と他の木が強いのか・・・?
至って普通、前々からそこにあったかのようにすんなり馴染んで、
普通に良くなった。
もっと激しいギラギラした杢目を取り入れたらよかったのか?
逆に超優等生の杢が一本真っ直ぐに走っている目細の良材がよかったのか?
長い一本物の棟木を支える、帯鋸挽きっぱなしのシデの柱が2本。
そこにはこれ以上広がらないほどの大きな背割れが入っている。
ぅわちゃ~ってそちらの方に意識がいってしまいます。
土間の渡り廊下、魚梁瀬(やなせ)杉の厚盤をそのままダイナミックに据え置いた。

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リビングにある大きな木製の外部引戸の動きが良くないと数日前にお電話をいただき、
大工さんと見てきました。
屋外との寒暖の差でヒバで製作した建具の上框に反りがでて、鴨居と擦れていたのが原因でした。
お話を聞いていたら、いままで冬場にその扉を開ける事は滅多になかったとの事ですので
竣工から4年経とうとしていますが、もしかしたら毎年この時季は多少反っていたのかもしれません。
建具の上溝の両端を少し削れば、すぐに解消されるのですが、
また春がきて反りも直った時に今度は少し緩過ぎてガタつくといけないので暫く様子を見る事としました。
他に玄関門の格子戸の桟が縮み部分的に外れそうになっていましたので、
(昨年から時間のある時に、と依頼されていました)
真鍮の丸頭スクリュー釘32mmで縦格子と横桟を留め付けさせていただきました。
また車庫扉の杉板も反りの力で釘が浮いていましたので締め直しました。
今回、大工さんと補修に伺い、
建具屋さんが反りを止める為に工夫をしながら作った跡も十分に読み取る事ができました。
しかし、やはり木の家はメンテナンスは必須ですね。
それにもまして室内に使われた木々はこの時季特に代え難いもの、温もりがありますね。
(あ、このシデの木、金子さんと一緒に探しに行ったなぁ・・・ 大きな棟木を支えるのに頑張ってるねっ・・・)
温かいお茶をご馳走になって
お施主様とこうしてお話できるのも逆にとらえればこの木々たちが動くお蔭かなぁ・・なんて思ったり。。。
楽しいひとときでした。
この度、金子勉さんが設計されたこの『岩室の家』が
NPO木の建築フォラムが主催する 名誉ある、第8回木の建築賞/ 「木の住宅賞」
をいただいた事を聞きました。
ここに携わらさせていただいた職人の皆さんたいへん喜んでおります。
おめでとうございます。ありがとうございました。
更に、金子さんの他に
上越の大橋建築設計工房:大橋 秀三さんの作品、
活動の部門では新潟市内の重川材木店さんが受賞され
新潟からなんと3つの受賞がありました。
普段、木を扱う者(材木屋)のスタンスで仕事をさせていただいておりますが、
新潟の建築業者の皆さん、本当にあれこれと、切磋琢磨、一生懸命に
建築に向き合っていらっしゃる所が多いなぁ・・と日々感じております。
◆ NPO木の建築フォラム
◆ 第8回 木の建築賞 最終選考結果
◆ KANEKO ARCHITECT&ASSOCIATES. / 岩室の家

金子さんが設計した木をふんだんに使った岩室の家に行ってきました。
築4年ほど経ちました。
外壁は杉板です。やはり直射日光の当たる場所は多少割れや反りが出ています。
また風雨の強い場所は他の箇所より板がグレー色に変わっています。

いろいろな樹種の無垢材を使用しましたが、
経年変化により色が馴染んで柔らかく居心地のいい室内となっていました。
テーブル:栓、大黒柱:シデ、天井:杉、収納カウンター:欅、奥のキッチン収納扉:真ん中2枚=銀杏、左右=杉
見えませんが床は床暖対応の桧、と栗、手前畳間座卓:栃、などなど
はじめは赤や白や黄色のその材の色が主張していましたが、
4年経つとご覧のとおりです。
テーブルの栃や栓、2本の柱のシデの木など
金子さんの指示であえて仕上げずに使用したのですが、(施工時はいいの?って感じでしたが)
なかなか味わい深い表情、手触り感へと変化していました。
時間と共に変化してその家に馴染んでいく事も木の魅力の一つですよね。

この玄関ホールの渡り廊下兼式台は魚梁瀬杉(ヤナセスギ)
大きな木で杢の面白さで購入して暫く当社にあった木ですが、
施工当時、ここしかない!って遂に使われるべくしてここに置かれたという感じでした。
今も更にいい味を出して玄関で皆さんを迎えてくれていました。
☆ 金子勉建築設計事務所 岩室の家
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