■ MUKU-DATA 一位の枝
時々必要になる木の枝アイテム
適材があればなぁ・・と思いつつ、まぁ角材で作るかぁ・・とかスチール使うかぁ・・とか
適当な丁度いい枝があれば使ったかもなぁ・・・
って事が過去にもあったし、年に数回お客様からの要望もあったりする。
変木としての床柱だったり、枝付き丸太だったりではないのでそれに比べれば正直、お金にならない。
でもあると都合がいいって事もあるよね、の枝
「枝」木支 ・・・ 「木支」 ねぇ・・
701 「枝」はなぜ「えだ」の意味か?(常用漢字論 白川漢字学説の検証)
小学5年生の漢字 枝 (Kanjilaboのブログ)
先日伐採した柿の木とこの一位の木(柿の木と一位を伐採)
20本ほど軽く調理してみた。
例えば木製ドアの引手とか、、とも思ったが
待てよ、もうちょい更に小さな枝を残したままの方が、用途を勝手に限定せずにいいのではなかろうか?
考えるのはお客さんだからな・・
うちは木の素材屋、材木屋
あのボサボサの葉が付いた状態だとさすがにだけど
部分的にカットして、樹皮をある程度剥がしてあげて、
あとはそれを使うお客様にその使い方は委ねる。
これくらいな状態であればイメージもし易いでしょう。。
もっとキレイに樹皮も剥けるし、一位のオレンジ色の身も出そうと思えば手間をかければ出せる。
でもこれ位でやめて、あとはそれを使う人が考えてやった方がいい。
用途は様々だし
不必要な小枝があれば要らない枝は切り落とし、ツルツルにしたければもっと樹皮を剥がして磨けばいい。
だいたい出来上がったものばかり使っているから発想力が鈍りありきたりの一様なものしか
出てこなくなってつまらなくなってしまう。
大工ではなく取付け屋、表面だけ木を纏った貼り屋みたいな感じ見えてくる。
昔の建物を見て欲しい。(量産品がなかった頃の)
大工さんの木の使い方の創意工夫があちこちに散りばめられている。
昔の大工さんは木の使い方が上手かったんだなぁと分る。
そんな想いもあって、この雑な状態で敢えて止めているのも理由の一つ。
木の素材提供業者の材木屋としては、
ちょうど良い加減辺りかと勝手に考えているのだけど。。どうだろう?












■ MUKU-DATA 神代欅 部材取り用
しばらく前に割れ止めを塗って片付けておいた神代欅の細かな材
目詰まりがいいので何か木工用の部材取りにできそうかな・・
角材に製材し直し床の間等の框材にもいけそうだ。
黒い色は畳床の床框には締まりそうでいいかもしれない。
材を確認しながら必要箇所に割れ止めを塗る。
この部材はどこへ向けるのがいいだろうか・・・ と常に想像する。
想像した事は実践として使ってみたいが
機会は頻繁には訪れてくれない。
材を仕舞う想像の引出しからも材が溢れ出ていて整理できずにいるが
それでも想像を続ける。
お客様の要望と近づいた時に、
材木を手に取り想像していた事が言葉となってはじめてその材をご提案できる。
100想像のうちの1回も訪れない材も多い。
想像力と創造力がぜんぜん足りていない。
空っぽの脳ミソなのにオーバーヒート気味
もっと遊ばないといけない。。
過去の「材木とは」にまだまだ囚われているんだと思う。
もっと自由に柔軟に だ。






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■ MUKU-DATA 栃の辺材 変形一枚板 天然乾燥材
この栃の丸太を製材したのが2021年春だったのでちょうど4年経過した。
製材後に一枚板は皮むきして割れ止めを塗り桟済みして天然乾燥をする為に
数年寝かせる。
その際に、辺材部分の変形した板や小さな板は、桟積みすると梱包のバランスが悪いので
庇の下に立て掛けて天然乾燥を行う。
それらの辺材や変形した板類の整理を行った。
丸太を製材する際に、ある程度のカウンターや一枚板が取れるようになるまで
辺材部分を挽き落とす。
その際に変形した部分や樹皮が多く残っている材が出てくるのだが
それらはより立っていた時の木の名残を残していて自然木感を一層感じる事ができる。
こういった材は部材取り用で木取りして店頭に並べられる事も多いのだが
木取りするのは簡単だけど、樹皮の凸凹感、樹皮と材面の境界の曲線など
実にいい味、キャラを残している材も多く
ついつい、これ木取りして部材にせずに
このまま活用できたら面白いなぁ・・と手が止まってします。
樹皮を残しての小物作りの材取り用でもいいし、
薄めの板は看板材にもいいかもしれない。
曲線と辺材が残っている変形した板は室内へ取入れた途端に
その威力、空気感をガラリと変える力を持っている。
整理しながら、カットして部材取りしてしまおうかなぁ・・と
何枚か丸鋸でカットしたけど、
木取りした時点で、その材の持っている可能性の半分は
こちら側で決めてしまったとも言える事になる。
もっと自由に大胆に楽しい活用方法は
自分なんかの木取りより、ここを訪れてくれる皆さんのアイディアの方が
面白い事を沢山考えているのかと思う。
ですので、やはりカットするのは、途中で止めて
皆さんこの栃の未来を託すことにした。
色々な形、木目、そえぞれの個性
これらを見ていると気持ちが明るくなってくる。
個性豊かってことは楽しいことなんだなぁ・・と思う。



















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■ MUKU-DATA 榎(エノキ)のスポルテッド材
「スポルテッド」
数年放置し朽ちかけた丸太の挽き時が難しい。
弊社に3~4年ほど置いてある大きめの榎の丸太があるが
今年の梅雨時前に挽かなければ、もしかしてもう材としては使えないのかもしれない。
かと言って熟成度が足りないと材としてはまだ身も締まっていいのだが
あの縦横無尽に走る縞模様度が足りなく模様としてはいまいち面白みに欠ける。
トリュフビーチはドイツの森の中で土中に丸太を埋めて熟成させると
何かで読んだが実際にその話は本当かどうなのか・・
製材後の板を桟積みせずにベタ置きして寝かせて?とか
色々とやってみたが、
榎に関しては丸太を土場に数年放置しているだけがいいのではないかと
今は思っている。
カエデ、トチ、ブナ、などのスポルテッド材に関しては
材質も違うので丸太を放置するというよりまた別なやりたかの熟成方法が適しているのかもしれないが
今のところそれらの丸太を試す機会がない。
榎といえば玉蟲
白地に縞模様のモノトーンに美し過ぎる玉蟲の翅の色
死んでも尚、色も模様も色褪せずそこに存在するという事は
何だか不思議な関係だなと思う。









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■ MUKU-DATA 黒柿の変な丸太 中空洞
なんじゃこの柿の木は!?
って老木が製材工場に運ばれてきた。。。
黒があるから、柿の木だと分かるが木口が隠されていたら
ん?なんだろうこの木は?って分からなかったかもしれない。
柿の木は太り難い木だから、かなり高樹齢の木かと思う。
推定樹齢は100はいってるよね、、150?200?それ以上かもしれない。
樹齢のいった木の存在は、それだけで辺りを飲み込むオーラーを放つ。
無言ではあるが周辺の空気を変える力を持っている。
これはタダ者ではないぞ・・危険を察知する人が持っている能力か・・
素材力が半端ない。
銘木屋から工場へ賃挽きとして持ち込まれたこの丸太だが
さて、どう料理しようかと数日間この丸太と向きあいながら相談する。
根っ子付近には大きな瘤が付いているが
柿の木の黒い部分は殆どが空洞のなっていて
山で見る少し大きめの黒い蟻が大量に住み着いている。
杢の良い黒柿は期待できないよね・・
じゃあ、この瘤の部分を挽いたとしても白い柿の木の瘤が
少しは取れるかもしれないが・・ 大柄な杢目となるよね・・
瘤以外の場所の全体として見た時の丸太の魅力が薄まるよね・・
このまま使った方が迫力があっていいんじゃないですかねぇ・・と
んじゃぁ、あんたんところで賄ってくれ。。と
この化け物を引取る事にした。
さてさて
こりゃ~気持ち悪いわなぁ・・ ゾクゾクしてくる丸太だなぁ・・
その後、防虫しながら時間があるとこの丸太の前にいき観察している。
この樹洞を利用して巨大な化け物黒柿スピーカーを作ってみたらどうだろう・・?
ウーハーも仕込み音楽イベントにも使えるほどの高性能なスピーカー
そうだ!タイヤも付けてラジコンで動くようにしよう。。
この巨樹が辺りを行ったり来たり、陰からスマホで操作して動かしてみよう。。
きっとみんな驚くぞぉ~ 襲撃されてしまうかなぁ・・
うん、更に人が乗れるようにしたらいいな・・
遊園地とかにあったパンダカーみたいなやつ
パンダに乗るんじゃなくて音楽が流れる巨樹に跨る子供たち・・
子供たちキャーキャー喜びそうだし
この丸太だったら5~6人は乗れそうだな・・
大人が乗ってもインパクトは強いなぁ・・
ファッションショーとかでもこの得体の知れない生物を使って欲しい。。。
クール顔してこの猛獣を引連れ歩いて欲しい。。
あとは何に使えるだろう・・
妄想と現実を行ったり来たりしている。























■ MUKU-DATA 新発田屋(シバタヤ)木材倉庫 天然乾燥中
今日は29日、木曜日。
今日で仕事納め、来週はもう2023年!
来週は来年というのもなかなかだなぁ・・と思う。
いつも話しているが木は一枚一枚違った顔を持っている。
同じ共木でも微妙に状態は違う。
桟を入れて乾かしている(天然乾燥)一枚板の仕入れた時期や製材した年月日を
見ながら次はどれをどう加工しようかとじっくり板と向きあい尋ねてみる。
この板はこう加工しよう。。。 これはまだ早い。。。
この木の塊は製材をかけあの部材へ向けるといいのでは・・?
一つ一つ、大きさ、状態、材種、木目と違っているので
じゃぁ一気にこれへ という訳にはいかない。
実はこの作業も大切な一つ。
折角、良い感じの曲線を製材して落としてしまったらその良さは半減するし
長さはを全て整えてカットすれば見てくれは良いが
あと5cm足りない・・・ ってことも出てくる。
かと言って、そのままの状態にしていたら
お客さんには単なる木の物体にしか見えないだろうと思う。
自分なら、この建築の中でのこの部材へ向ける
というのは材木を見て常に考える思考になっている。
ここがまた問題で「自分なら」が付くと凄く限定された材になってしまう。
木の素材の可能性は無限大に広がって欲しいと願う一人である。
木+才=材 才の部分は無限大
才の部分を多くのお客様用として取っておく木取り。。。
はい、これは框材用、こっちは床の間用、こっちはキッチンカウンター用、、
ではタダ単に材木屋の小さな脳ミソの店主に与えられた部材になってしまう。
個性的なキャラを残し、寸止めした木取りの材木
材をみていただき、自分なら・・と創造力を掻き立ててくれる材木
その辺で止めておくことが(これが難しいのだが・・)
才の部分が広がっていくのかと思う。
そんな感じで一枚一枚、保管中の材に向き合っていると
空想はどんどん広がっていき、あれ今何時だっけ?みたいな不思議な感覚に陥る。
今年も木を通じて多くの皆様とご縁をいただきました。
ありがとうございました。
そして皆様の自由な発想で木を使っていただきこんな使い方あるんだぁ!って
むしろ刺激をいただきました。勉強になります。
皆様の才によって、木の可能性はまだまだ無限だなぁと感じます。
来年も、多くの自由な「才」を木に吹き込んでいただき
木が素敵な「材」へと姿を変え、皆様の身近なところで使われることを願います。
新年は 1月10日(火)スタートとなります。



















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■ MUKU-DATA クラロウォルナット 2150 450~900 t45mm 胎内市 杉井建築 様
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