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■ MUKU-DATA 根太、畳下四分板の取替え
昨年、白アリにやられているみたいなのでと連絡をもらって
畳を捲り四分板を剥がすと根太が数本、四分板、床の間廻りの雑巾摺、面皮の床框
面皮柱の下部の部分が数本、あとは本床の畳も数枚
実際にシロアリもいたので、防虫処理をして約1年ほど畳を剥がしたままの状態にして
様子をみることにしていた。
ここのお宅は築50年、増築の茶室部分は40年、100坪以上の大きな木造家屋で
現在は使っておらず週に数回、窓を開け管理にきている状態。
ここの部屋は坪庭に面していて少し薄暗く、坪庭は3方外壁と屋根に囲まれて
庭には苔も多く湿っている様子
床下は風通しはよく乾いているが、基礎の外側からの蟻道も確認できて
普段とは少し違ったシロアリの食われ方をしているように思った。
本床畳の上にカーペットが敷かれてあって、どちかというと木部よりもカーペット下の畳の
被害が多いように見える。
その畳から、床下の四分板、根太、部屋の隅の木部へと移動していったように見える。
現在ここでは暮らしていないので約1年、様子を見ていたが
この部屋に関しては新たにシロアリが発生した形跡がなかったので
必要最低限の補修を行った。
外周部の基礎通気口の鉄も取れている部分もあったし
まだ穴は開いていないが数年後には朽ち果てそうだったので
ステンレス製の通気口を12カ所、後付けで基礎に取り付けた。
確か、15年ほど前にも外壁の件であと10年持てばいいという話で
部分的に下見板工事を行ったのだが、
今回も同じようにあと10年持てばいい程度のお話だったので
通気口は2000円弱/個、12枚、大工工事のみで完結させた。
基礎にコンクリ用キリとコンクリート用ビスを用意はしたが
石に当たるとそれ以上穴を開ける事ができないので、やり方を変えて
木枠を回してボンドと釘で圧着した枠に新たな通気口をビス止めした。
後付け用の通気口はモルタル等で押さえてある現場も目にするが
それだともう1業者入れなくてはいけず工期もコストも上積みされてしまう。
基礎通気口の取替えの専門業者もいるようだが1カ所1万~2万なんて話も聞いた事があるので
目的は、床下の通気と小動物などが入らないようになので
このやり方が最善だったと思っている。
10年とは言わず、15年、20年は持つのではないだろうか。。
(今後、経過を見る事にする)
畳は新たに入れずに当面、この畳なしの板張りのまま
必要であれば新たに新調すればいいのかと。。
当たり前だけど表面だけキレイにしてもダメで先ずは躯体
躯体や中身を確認せずに表面を貼ってしまうと数年後更に悪い結果になってしまう。
表面はいつでもできるしそれこそDIYでもいいのかと思っている。
リフォーム工事って先に仕事をされた大工さんの手仕事の跡、性格までも見えてくるので
現場にいると色んな事が分かり、考えさせられる。
家が大き過ぎて室内には家財も多く物置状態になっているので
他の部屋の様子も心配といえば心配
大き過ぎるとなかなか管理も大変だよね。。
うちの実家も心配っていえば心配
そうそう昨日屋根の雨漏りがあるみたいな連絡があったようだ。。。










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■ MUKU-DATA 杉 腰板 t12 600~700 910mm
巾900mm 高さ2400mmの部分に何か木を張り変わった表情にしたいんだけど・・
数か月前に工務店さんから相談されて
羽目板とか材種は変わっても羽目は羽目だから、和テイストみたいだし
浮造りのかかった腰板を張りますか!?って事になった。
この部分を間接照明で照らすらしいから浮造り部分の陰影も出来て奥行き感も出るだろうし
ある程度樹齢のいった杉の木なので、求めている表情に近いのかもしれない。
ちょうど共木の4枚があったので、
玄関側を元にして室内へ伸びるように配置するか?
左右元裏ランダムにするか?
配達へ行ったら大工さんがどうやって張るのがいいかなぁと納まりを相談されたが
過去の例にいけば、裏面ボンドを塗りフィニッシュネイルで留めるとことで
特に問題は起きたことはないのだが・・
(樹齢のいった目細の木は収縮が少ない)
大工さんは相ジャクリして、ボンド留めだと板が割れるといけないので
逃げが効くようにボンドは使わずに左右見切りで押えるのはどうかなぁ・・?と
言っていた。
下請けで入っている大工さんだったが、面倒がらずにどう納めるのがいいかを
考えているようで、、
大工さんと一括りでは括れないちゃんと考えている大工さんもいることが救われる。
先週土曜日に工務店さんと木材倉庫へ来られたお客様
あまり木に関しては詳しい事は知らなかったとは思うのだが
何となく本物の木をトイレカウンターや玄関式台に使いたいようで、、、
一周、倉庫内の木を見ていただき
スポルテッドの縞模様に反応されているようだった。
スポルテッド模様がある材を並べて見ていただいていると
あきらかに、その線の見え方で選んでいらっしゃった。
線、木目もそうだし杢もそうだし、スポルテッド模様もそう
自然が創り出して描いてある線、輪郭、、
それがどこか琴線にふれ共振する。
自身はジャンルを問わず音楽鑑賞、鑑賞なんてもんじゃなくて流している程度が多いし好きだけど
ジャンルを超えて同じような部分に惹かれている事が多いと自己分析している。
木も全く同じで、その木だけが持っている木目にはリズムのようなものが流れていて
材種を問わずにそこに流れているリズム(木目)で
材を選んでいるようにも思う。
この杉の腰板にもある一定のリズムが流れている。






■ MUKU-DATA 組み木 左:欅材 右:橅材 T大工 作
フリーオープン土曜日(10:30~18:00)の木材倉庫には木を使って何かを作るいろんな人が
訪れていただいているが
そんな中、先週土曜日も組み木細工を趣味で続けている76才の大工さんがいらっしゃり
上の写真の組み木を見せていただいた。
右の棒状の組み合わせた木製立体パズルのようなものは
過去にどこかで触れた事があったかと思うが
左の欅を組合せて作った12面体寄木組木は、はじめて手にした。
大工さんの目的は昔の床柱等の端材の材種を知りたくて
何本か端材を持ってきたのだが、残念ながら半分程度しか材種同定できなかった。
見たことあるよなぁ・・この木、、 でも名前が出て来ず
折角きていただいたのに、すみませんって感じで。。。
それはそうと、この右側の12面体の組み木
3分割できるというが、どうやってもばらせない。
力を入れれば入れるほどに、、、分解できない。
説明書もあるのだが、通常の凝り固まった頭で外そうとしても外せない。。
75才まで現場で大工仕事していて最近引退
30才の頃から仕事を終えてから晩酌しながら
この組み木作りを趣味としてやっているらしい。
きっかけは子供の頃に触れた組み木だったらしい。
ほんと好きで毎晩毎晩、どう作ろうかと考えているんだなぁと伝わってくる。
組み木と言えば、からくり箱や
過去には火鉢の留めの部分の継手で捻じり組み継ぎや水組みなどと言われる
複雑な継手を見て一体どうなってるんだぁ・・と
モヤモヤした事があったが・・
先ず、何故にこのような継手を作るに至ったのか?
何の為の継手だったのか?
これらを作ってきた先日たちの技術には驚かされる。
材木屋になりたての頃に、名人と言われた今は亡き大工さんがいたが
何となくその大工さんと雰囲気が似ていて同じような匂いがした。
口数は少なく、眼光鋭く、作るを一筋、迷わぬ好奇心、
まさにまた「木材倉庫に天才現る」でインスパイアされた。
しかもこんな近くに天才大工さんが居たなんて・・・
もっと早くに出会いたかったが、今がそのタイミングだったんだろうか・・
無名な天才は身近なところにいるもんだなぁと思う。
久々にこれは作ってみたいし、次へ受け継いでいきたいと思い
教えてくださいとお願いしたが
無口な大工さんはうんともすんとも言わなかった。。
勝手に弟子入りを了承いただいたと思っている。
















■ MUKU-DATA ホワイトアッシュ巾ハギ デスク 2.4m → 2.2mにカット、補強
お世話になっている先生が別な大学へ引っ越しするとの事で
ここ最近、諸々とお手伝いをさせていただいている。
現在使っている家具類など引っ越し先へ持って行くらしく
「木製」に関してが弊社のお手伝いの範囲
2.4mのホワイトアッシュてデスクを2.2mにカットして裏側に補強用として幕板を取付け
本棚の製作、上下はスチールで支柱と棚板が木製
アイディアは先生が考え、それを我々が形にする作業
過去に一度やった事がある内容であれば、要領とコツはわかるのだが
先生的には「ないものは工夫して作ればいい」という考えの方なので
いつも初めて作るものは何らかのリスクが生じる。
建築家物件の建築もそうだし、家具もそう。
どうすれば問題なく形になるか?
試行錯誤、失敗、再製作、上手く出来た時の喜びは大きい。
重さ60kgあるホワイトボードのガラス版
これの受け材がどうやっても外れずに、先ずはどう作られているのかが分からいので
当時これを作った木工所へ電話して
多分こうだったと思うと曖昧な記憶を頼りに外し方を検討
印籠ジャクリして、受け材を固定してカバーをボンド併用で被せているらしく
受け材はホールアンカーを打ち込んでいるので
そりゃどうやっても外れないよね、、
引っ越し屋さんと私で前日一時間ほどあれこれと外すことを試みるもビクともせず
木工所に電話して大体の作りが分かったので
翌日大工さんと解体
鋸目を少しづつ入れてバリを使って剝ぎ取る作業
壊す作業なんだけど、手順を見ているとやっぱり経験がものをいうなぁと尊敬する。
外したガラス2枚を配送する為に、今度は引っ越し屋さんから
ガラスを運ぶ為の台が必要と急遽言われて
こちらも大工さんに相談して、材料を直ぐに手配して
早朝、大工さんに作ってもらった。
こういった現場にいると経験値のある大工さんの手際の良さに
ほんと助かるし、凄いなぁと思う。
自分は技術もないから何もできない。
せめてスケジュール管理、作業し易いように段取り、配送、掃除
その程度
今週は大工さんに特注の本棚製作をお願いしている。










■ MUKU-DATA 杉 白もく 造作材 加工中 3/4
大工さんがきて杉やWアッシュの造作材を削っていた。
窓枠材かな・・
大面部分は白で統一、指定があったんだろうか?
巾が狭ければ(5寸程度まで)大面白も作り易いが
広くなればなるほど、芯材の赤身に近づくので大きな丸太でないと白は取れなくなる。


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■ MUKU-DATA DIY life magazine 『dopa 』
ドゥーパ!no.164号は、まさに常日頃から気になっていたテーマの一つ
DIY、そしてその場での趣味的な好きな事の副業
弊社建築部では自社設計施工、建築家設計物件などさせていただいているが
そんな中でも独自の感性と空間作りをしたいという方が時々いらっしゃる。
人が描いた図面や空間では100%、それを満たすことができない施主さんがいること。
また土曜日オープンの木材倉庫に来られるお客さんの中には
DIYerさんも少なからず訪れ、お話を聞いていると皆さん個性的な空間作りをされているし
人生そのもの、生き方が面白い人たちが多い。
皆さん強いなぁと思いつついい刺激をいただいている。
ロケーションのいい場所で(それぞれに違うが)
コストを抑えた建物を器だけ作ってあげて、内装はDIYでやってもらう、
出来ない箇所はプロの手を借りる。
予算が足りなければ、背伸びせず一先ず最低限生活できる範囲にとどめ
また少し余裕ができたら間仕切り壁など設けながら
家族の成長と共に少しづつアップデートしていく。
家はお引渡しされた時が完成でローンを払い続けるのではなく
少しづつ手を加えながらその時の自分らしい室内へと変化させていく
っていうのもありだよね。。 と
小さな家、小屋、最低限の水回り設備と寝室のみ確保して
他は土間のまんま
白いキャンバスを渡されたようでワクワクしませんか?
そこに描くのは家族たち、自分たちが最高に居心地のいいように他とは違う自分たちの世界観
そんなお宅を拝見すると自分たちらしく生きているなぁと何だか嬉しくなってきます。
その土間を使って副業でカフェやるもよし、焼き鳥屋だっていいし、
アクセサリー作りをして販売するもいい
趣味のバイクや釣り道具を並べてもいいし
ネット通販用の事務所でもいいし、アトリエでもいい。
仮に会社勤めがつまらなくても会社は会社、割り切って日常業務をこなして
平日帰宅してからは本業に支障ない程度に好きな事を副業としてやって
休日は本気出してやれる。。
人の数だけ、生き方が想像でき、好きをやっている人は輝いている。
セルフビルド、ハーフビルドはそんな夢を見させてくれるような気がする。
そんな何にもない最低限の空間って欲しくないですか?

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■ MUKU-DATA 八幡堀 舟板を外壁に ( 1/ 4 )
正月休みに京都へ行く途中に立ち寄った琵琶湖まで続く5kmほどの八幡堀
下調べなしで立ち寄ったが風情ある町並みと景観だった。
蔵の外壁の一部にはかつての舟を解体して部材取りした舟板を外壁として使ってある家も数件あった。
さすが、琵琶湖に続く街(舟板といえば琵琶湖、霞ケ浦など)
木の下見板、外壁は街の風情を演出する。
使われる釘も和釘の替折釘(かいおれくぎ)
黒くざらついた材面は焼杉にして張ったのだろうか・・・




舟が留まっていたので見てきたが、残念ながら木舟ではなかったが・・









木の下見板、舟板の再利用、石積み・・・ 堀・・
夜明けと共の早朝、ひと気もなく堀沿いを散策する。
そんな中で一番印象に残る下見板がこれだった。。

節のある巾広の板
共木の木もあるし、1本の木からカットした部位が違うのかどうか木目の違っているものもある。
樹齢のいった木なので節も大きめ
節は丸ではなく斜めに流れている。それが独特の模様となって迫ってくる。
無造作に貼ったのか、意識したのか?
バラバラなのにある一定のリズムを感じる。 張った大工さんのセンスか?

近づいてみると、材面は凸凹して、これはきっと名栗加工が施されている。
更に部分的に焦げた跡が残っているので表面を焼いた焼杉だったのかと思われる。
なぐって焼いて・・・
現状の材面からはそのような手仕事の跡が見て取れる。
まぁ焼くのは分かるが、その前工程で何故に名栗加工をしたんだろう・・・?
そしてこの節のある材の使い方
シビレてしまった。





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■ MUKU-DATA 差し鴨居 地松 製材して再利用
解体後新築、今まで使われていた差し鴨居を新築中の住宅に再利用したいとの事で
大工さんが古い差し鴨居を持ってきた。
材は松
築何年のお宅は分からないが材面には塗装されて赤黒く光沢がある。
磨いた古色というよりは塗装が塗られた古色といった感じだが
長く手入れ良く磨かれてきたのかと思う。
材は上下左右に反りと若干の捩れがあって、
今まではきっと建具の開け閉めはできなかったのではなかろうか・・
再度これを差し鴨居として使うには反り捩れを製材して落として
新たに鴨居溝を彫る必要がある。
古色風の色が落ちてしまうのは少し勿体ないかもしれないが
この反りを落さないとそのまま付けても建具の開閉ができないので
製材して擦り落とす事にした。
古い材はどこかに釘が打ち込まれている事が多いので
入念にチェックをするも、やはり数本小さな釘を見落としていた。
釘も一緒に挽いたことが、これ幸いして新たな材面は帯鋸目の痕が通常の製材よりも
くっきりと表れた。
反りを落してから、プレナー掛けして鴨居溝を掘って仕上げようと考えていたようだが
帯鋸目の痕もなかなかいいものだねって事になって
このまま削らずに納めるかどうか施主さんと相談するらしい。
少し染色すると更に帯鋸目の凹凸も更に強調されるかと思う。
先代が作った家の部材の一部を新築時に組み入れるのも
過去現在未来とプツンと分断するのではなく受け継がれていくようで
いいなぁと思う。
今あるのは、過去の先代たちがいたからこそ
今は過去から繋がり、未来へ受け渡し行く為の途中
何でも簡単に捨てるのではなく、大切に未来へ受け繋いでいって欲しいと思う。








■ MUKU-DATA 胎内市 杉井建築 杉井建築さんのインスタ
昨日杉井さんのところにちょっと用があって行ってきた。
若い頃勤めていた親方から頼まれて大工仕事の部分を請け負っているとは聞いてはいたが・・
作業場へ着くと「なんじゃぁ!これは!!」の光景が広がっていた。
材木屋になって30年、プレカットが普及する前の当初の10年ほどは
入母屋造りでの太鼓梁、丸梁、隅木、など伝統的工法で大工さんたちが
作業場で刻む光景は目にしていたのだけど
さすがに、こんな曲りのある丸太を相手に刻んでいる光景は見たことがなかった。
曲りがあるといってもせいぜい米松のB材丸太を使った少し盛っている程度で
上からの荷重を考えて盛った部分を上にして使っていた。
大引きは逆で床束があるので反対で使った。
木の特性を理解できる大工さんたちの経験と技術で家は作られていたし
今思っても、梁と交差した上引き、中引き、下引き材など
今の合板と釘で固められた家の構造よりむしろ丈夫で無駄がないように思える。
が、しかし、さすがにこんなグニャグニャの梁を扱っている大工さんは
弊社でのお付き合いのある大工さんではいなかったし
新潟県、全国でも、数える程度しかいないだろう。
ましてやプレカット主流の今の時代、何か物凄い光景に出くわしてしまって
杉井さんこんな材と向きあいながらこんなの作れるのね・・・と
分かってはいたけど、やはり凄いなぁ・・カッコイイ!、技術っていいなぁと思う。
左右上下に曲がった梁に基準となる墨を付ける。
芯墨を中心に、そこから何寸離れと各所に加工する墨を付けていく。
刻み終って最後は仕上げ加工をするので
材に打たれた墨、記号や印は全て消えてしまい、あとは建て前まで再確認のしようがない。。。
失敗の許されない緊張感ある作業だよね・・
そんな一発勝負の状況で1本、一カ所と鑿を入れる。
その部分には他の材を受けたり交わってくるので頭の中は組み上がりの状態を想像し全体と部分を行き来しているのだろう。。
そしてそこに大工道具を使った経験と技術が必要となる。
全開ではないか!
ぼ~っとしてたら間違ってしまうし、一カ所間違いそれに気づかなければ全てが
間違ってしまう可能性もある。
バカじゃできないし、温ければ後々全体に悪い影響が出てくる。。
度胸も必要だし体力も要る。
そんな人間力全開の仕事って他にあるんだろうか?
一生の仕事として人生を捧げるには十分過ぎるかっこいい仕事と思う。
それに比べて材木屋はどうだろう・・・
なんと生温いところでグタグタしているようで恥ずかしくなってくる。
加工を終えた材 シートを捲り見せてもらった。






墨付け、刻みをする為に杉井さんがシナ合板に描いた板図


柱材には桧、杉、朴ノ木、黄蘗(キハダ)、栗、榧(カヤ)など
色々な材が支給されていた。
自然塗料で着色するらしいが共通するのは比較的目細の材
特に土台は杉の赤で目詰まりが細かなものだったらしい。
材の耐久性、特性を良く知っているからこそ
材種の統一に重きを置いている訳ではないところはとても共感できる。
とかくなんでもなんでも合せればいい的な風潮が多いご時世に
本質を押えているなぁと思うし、これでも全然いいかと思う。
材種ではなくその場所に適した材質の方がむしろ大切

杉井さんの息子さんも大工さんの道へ進む事が決まったらしい。
技術が伝承されることを願う。



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■ MUKU-DATA ウェンジ / パープルハート 新潟市 M 様
お店に少しづつ手を加えながら居心地の良さ、理想の室内へと
少しづつ改装工事を続けているようで
今回はカウンター部分を改装するとの事。
間口4.6mのカウンター部分に1本柱があり
柱の左1.8mはパープルハート、右の2.7mはウェンジで
カウンターを設置するらしい。
建築で使われる材を扱うものとしては
建設会社さんや設計士さんが考える内装の材の手配は常の仕事ではあるが
時々オーナーさん自身の考えている内装、
オーナーさん自身がカウンターなどメインとなる木材を探しに来ていただく事がある。
そういった方々とお話していると
常とは違ったそれぞれの独自の考え、色が明確で個性的で面白い事が多い。
設計から施工、目に見えない室内を形にしていくために
先ず図面があり、それを担う建設会社は大きく振り切るにはリスクを伴う。
平均点以上、70点、80点、
どうしてもそうなりがちではあるが
オーナーさん自らが構想し動き選んで一緒に建築に関わっていくと
個性的な室内が出来上がる事が多い。
不特定多数の人から見ればそれが仮に50点評価だとしても
オーナーさんやその周辺、似たような考えの人たちからすれば150点、200点の
内装が出来上がってくる。
このオーナーシェフでもあるワインバーM様も、そんなような気がする。
設計は入れず、自らの考えを大工さんに伝え少しづつ手を加えながら
居心地の良さを追求しているように思う。
設計士、建築家にお願いするのであれば
自分なら、先ず自分の思考とは別次元へ行きたい時、超えたいとき、
お気に入りの建築家を見つけて、要望は要として譲れない2~3点程度
あとは、全て自己責任で信頼して好きなようにやって欲しいと。
心配事や要望が多くなればなるほど、一般化するのは
建築に限った事ではないのかと思うけど。。
パープルハートは削る前は濃いめの紫、軽くプレナー掛けしたら
鮮やかな紫になって、これはお客さんに喜んでいただけるかなぁ・・と
途中経過を見ていたが、
サンダー掛けを終えたら赤というかピンクというか紫からそちらの色に変化していた。
紫外線の影響を受けやすい木なので、少し光が入れば
また鮮やかな紫に変化するのかと思っている。
時間がなくて、仕上げたウェンジもパープルもゆっくりと写真が撮れなかったので
完成したらまた見せていただこうと思う。

昨年納めさせていただいたクラロウールナットのテーブル
クラロの接木部分が見えて面白いかと思う。
塗装はセラウッド塗装


こちらはY字の欅
Y字だと使い勝手はどうだろう・・?かとか普通は心配になるのだろうが
オーナーさん自らが選んだからできたこと。
意外と使い勝手は問題なく、曲りの部分に覆われた席は居心地は良さそうに見える。
クラロと欅の組合せ、
全然系統の違っているアメリカ産と国産の木ではあるのに
全く違和感がなく自然な感じで納まっているように見える。
何故だろう・・?

クラロの端材は、自らサンダー掛けしてオイル塗装をしたらしい。
テーブルのクラロと欅はセラウッド塗装で仕上げたが
今回は手触りの質感を重視してカウンター材は自らオイル塗装で試してみるとの事
輪染みなどセラウッド塗装とは違って跡は残るかとは思うが
テーブルとはまた違った一枚板カウンター材へ育っていく事かと思う。

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