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■ MUKU-DATA 八幡堀 舟板を外壁に ( 1/ 4 )
正月休みに京都へ行く途中に立ち寄った琵琶湖まで続く5kmほどの八幡堀
下調べなしで立ち寄ったが風情ある町並みと景観だった。
蔵の外壁の一部にはかつての舟を解体して部材取りした舟板を外壁として使ってある家も数件あった。
さすが、琵琶湖に続く街(舟板といえば琵琶湖、霞ケ浦など)
木の下見板、外壁は街の風情を演出する。
使われる釘も和釘の替折釘(かいおれくぎ)
黒くざらついた材面は焼杉にして張ったのだろうか・・・




舟が留まっていたので見てきたが、残念ながら木舟ではなかったが・・









木の下見板、舟板の再利用、石積み・・・ 堀・・
夜明けと共の早朝、ひと気もなく堀沿いを散策する。
そんな中で一番印象に残る下見板がこれだった。。

節のある巾広の板
共木の木もあるし、1本の木からカットした部位が違うのかどうか木目の違っているものもある。
樹齢のいった木なので節も大きめ
節は丸ではなく斜めに流れている。それが独特の模様となって迫ってくる。
無造作に貼ったのか、意識したのか?
バラバラなのにある一定のリズムを感じる。 張った大工さんのセンスか?

近づいてみると、材面は凸凹して、これはきっと名栗加工が施されている。
更に部分的に焦げた跡が残っているので表面を焼いた焼杉だったのかと思われる。
なぐって焼いて・・・
現状の材面からはそのような手仕事の跡が見て取れる。
まぁ焼くのは分かるが、その前工程で何故に名栗加工をしたんだろう・・・?
そしてこの節のある材の使い方
シビレてしまった。





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■ MUKU-DATA 四条木製ビル(第15長谷ビル) 2024 12/31
年末の29日~30日にかけてほぼ寝ずに(車内で2時間程度仮眠)動いていたので
さすがにクラクラしてきてホテルの予約サイトを見ていたら
四条通に面した立地で全国チェーンの1万円以下でのホテルが見つかったので
一泊して身体を休めた。
よく知らない街でのひと気の少ない早朝の街の様子は歩いていて新鮮だ。
夜は四条通のアーケードに人の波が途絶える事がなかったのだが・・・
知らない街を歩くとき、全身でその街を感じ取ろうとしている。
ちょっとしたショーウィンドーのディスプレイや建物の外観、
街を歩く外国人・・
全てが新鮮に感じる。
路面店にガラス越しに飾られたものを置く台が木の角材だったりすると
何の木だろう?大きさ、使い方、職業柄、木へ意識は集中する。
欅の芯持ちの角材で節もあり芯持ちなので当然割れもある。
特別な使い方ではなくどこかで使われていそうだけど、
京都だから良く見えるのか?使い方が上手いのか?
自分だったらこう使おう・・
これが杉や桧だったらどう見えたのか?
この欅が芯去り材の無節だったらどう見えていただろう・・
節あり、割れ、捩れ、と最大の木の特性である個性は
今や完全に認められ多くの場所で積極的に使われるようになった。
いいことだと思う。
ふと先へ進むと・・
ん?? ぅんん?! あれはビルに木の下見板張り押縁ではないか!
我らが田舎に今も多くの残っている下見板張り
横張で縦に押縁、板張りの外壁として過去に先人たちが培ってきた
最強で合理的な施工方法かと思われる。
コンクリートと下見板の組合せも悪くないし
縦張りの羽目板施工であれば、このような見え方はしなかっただろう。
帰宅してから調べてみたら2008年竣工、
一級建築士事務所 河井事務所 河井敏明さんっていう方が設計され
2009年京都デザイン賞大賞、2015建築設計学会賞などある程度話題になっていた
ビルである事を今更ながら知った。
2008年竣工という事は16年ほど経過した事になるが
下見板はまだまだ全然傷んでいないように見える。
各階の下見板の上にはプレキャストコンクリートの600mm程度の深めの庇が
取付けてある事で劣化を防いでいるのかと思われる。
木は濡れても中や裏まで乾いてくれる環境、施工であれば30年、40年と
耐えうる素材かと思う。
長めの庇があれば、尚良しという事。
下見板が張られたビルを見て少し気持ちも上がった。
新建築:四条木製ビル

欅芯持ち材 節あり、割れあり


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■ MUKU-DATA 屋外テーブル:ウェスタンレッドシダー 800×800mm
屋外テーブルの天板を木にしたいという事で
倉庫にあったレッドシダーの巾広(2mx1m程度)を使っていただく事になった。
800mm角に木取りして厚みは35mm仕上げの一枚板なので裏側に吸付き桟を入れた。
塗装は設計士さんと相談してキシラデコールのクリアーとした。
直接の雨は当たらない場所だがオープンなテラスなので雨等の吹込みはあるだろう。
定期的な塗装のメンテナンスが必要かと思う。
スチールの脚は指定のメーカー品
天板と脚は別々に搬入して現場にて取り付けた。(弊社:木津)
耐久性などの点から木の天板の屋外テーブルは少ないのかもしれない。
時々見かけるのはチーク材の巾の狭い板を隅間を開けスノコみたいに
作られているもの。隙間から水を逃がすには理にかなっているかと思う。
屋外にある一枚板って、意外と新鮮に見えた。
仕上げられた真新しい木の天板たちも外の空気にさらされ清々しく感じているようだ。
樹で森にいた時の事を思い出しているのかもしれない。。
一枚板のテーブルって屋外に合うんだなぁ・・と気づいた。
経変劣化せずに本来の木の色を残したまま使えるのなら、いいなぁって・・
木が気持ち良さそうってのは、こっちも気持ちがいい事だ。







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■ MUKU-DATA 蔵 L面 杉板 縦張り+押し縁 N様
縦張り板:杉 赤 18x180x4000mm
押縁 :杉 赤 18x45x4000mm
塗装 :ノンロット クリア
蔵の事で相談を受ける事が時々ある。
蔵を新築から作らせていただいた経験はないが、年配の大工さんや左官屋さんで
蔵を作った経験のある職人さんからかろうじて話を聞いたことがある程度。
今は殆どなくなってしまったが
上棟後、無事に建て前が済んだ事とこれからの工事の安全を願い、
上棟を祝う酒席が設けられる事が多かった。
大工の棟梁は最上座、材木屋、左官屋がこれに続いた。
20代の頃、まだ材木の事も建築の事も分からぬまま上座付近に座らされ
酌をされるままに飲み続けて青二才がバツの悪い思いで
その場の居心地は決して良いものではなかった。
土蔵作りになると最上座は左官屋が座るんだという事を蔵を作った事のある
左官屋さんから聞いてへぇ~って思った。
そりゃそうだわな・・
この分厚い土で覆われた蔵って何度も塗り重ねら
トータルで何日、そこの現場に出入りする事になるんだろう・・・?
蔵の相談の多くは雨の浸入、
何度も壁の補修をするも壁のどこかから雨が滲みこんでくる。
そこの現場は結局4方を木下見で塞いだ。
今回もやはり雨と漆喰壁の剥離を防ぐ事が目的で
西面と遮る建物がない南面の雨で蔵の漆喰壁が痛んで雨の浸入があるので
西と南の2面L形に、木の下見板で囲う事になった。
傷んだ箇所の破風板や軒先水切りも交換、急遽、屋根瓦も葺き替えする事になって
仕事を進める上での順序が逆になってしまったが
傷んだ部分のタルキ、野地板、軒先ケラバ板など部分的補修も行い、
がっちりとした蔵の囲いをすることができた。
車で田舎道を走っていると、蔵はまだ良く目にする。
その殆どは何かしらの外壁部分の補修をおこなっていることが多い。
それぞれに創意工夫で補修されていることが見て取れる。
今回のL型の囲い方の方法はそれほどコストをかけずに堅牢に組み上がり
上手く行ったのではなかろうかと思っている。
















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■ MUKU-DATA 杉 相ジャクリ加工板 4000 165×12mm
杉の既製品の相ジャクリされた板のグリーン材(=未乾燥材)
5枚1束となっていますので結束された中の板は乾いていない事が多いです。
ですので、結束を解き、今の時季であれば数日日陰干しするだけで
ほぼ天然乾燥された状態になります。
この板も先週金曜日のお昼前に立て掛けましたが
今朝(火曜日朝)状態を確認したら8割がた乾燥していました。
急激な乾燥は板が弓状に反りますので、時々チャックして裏表を反対にする。
2回ほどこの作業をしましたが状態は良いです。
下見板の12mm~18mm程度の厚みのものも
2枚おきに桟入れすると天然乾燥できます。
桟入れする際は桟の跡が材面に残りますので、木裏側に桟が当たるように
木表と木表を合わせて重ねていくといいかと思います。
ほんの少しだけ手間のかかる作業ですが、
実際に施工する際は、施工後の割れ等も軽減できますし
塗装する場合は色の付きも良くなります。
立掛けする場所や時間がない時は、
現場の足場など利用しながら数日立て掛けておくだけで随分と乾くものです。
製品では12mm厚で人工乾燥材もありますが、
12mm~18mm程度の薄めの板の外壁等外部使用材であれば
グリーン材からの天乾で十分かと思います。



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■ MUKU-DATA 杉羽目板+キシラデコール
知人宅の木の外壁(唐松)の一部が剥がれたので
補修を頼まれていて、それ位だったら近くの現場の大工さんが直ぐに直せるなぁ・・と簡単にOKして、
あれよあれよという間に夏が過ぎ、秋も終わりに近づいてきた。。。
1~2枚の一部分の補修と思いきや、実際に現場をみると
その周辺の傷みも激しく、どうせならそこも直した方が良さそうだ・・
建材関係の方なので、自分で羽目板を取寄せて、これで補修との事で(杉)
1~2枚程度なら、うちにある余った塗料塗っとくわ程度だったんだけど、
これだと足りんから、聞けばキシラデコールのウォールナット色を既存に使っているようで、
同じものを買いに行き、(塗装屋さんへお願いするお金の出処がないので)
本人は塗る気がないようなので、んじゃオレ塗るわって昨夜、事務所脇の部屋で
塗っていた。
塗り始めたはいいが、まぁ10枚程度だしと簡単に考えて
この場所で始めるも、こりゃ床に塗料垂れるし、養生しなきゃだな・・
ちゃんと倉庫で作業すれば良かったと後悔するも、
もう手をつけて塗り始めていたので、そのまま押し切って塗り終えた。
部屋中、塗料の匂いで・・・
あぁ・・・ 軽く考え、考えなしで先にやっちゃうからこうなるんだよなぁ・・
と反省
まぁ仕上がりは我ながら上手く塗れたかと満足してるのが、
せめてもの救いか・・(苦笑)
1~2枚ほどの補修なら2連梯子で何とかできるか?と思っていたが
(この作業は大工さんにお願いするけど)
10枚ってなるとその部分に足場を組み立てた方が安全だし良さそうだ。。。
ちょっとした補修で、簡単に考えて、実はそう簡単にはいかなかった・・
ってのは良くある話で、
なにやってんだろ・・オレ・・な状態








今朝の様子、乾くまであと少し、部屋が塗料で臭い

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