■ MUKU-DATA 巾木:ホワイトアッシュ 4m
「巾木」 これは床と壁の少しの隙間を塞ぐには便利な造作材の一つ。
そして掃除機などぶつかった際に壁を守る部材でもある。
材木屋になりたての頃の巾木の成は90mm、75mmが多かった。(1990年代)
暫くして60mm 57mmと少しづつ小さくなり、既製品では巾木の下端にゴムパッキンの付いたスカート付なんてものも登場した。
無垢フローリングが主流となり、無垢の巾木も頼まれる事が徐々に増え、
(床は無垢でも造作は塩ビシートという所も多い。(特に壁の白にあわせ白が多い)
サイズは各工務店まちまち
現場によっては巾木無しってところもあった。
(壁の仕上げが合板等であれば丈夫なので壁の保護役割はなくてもいいのだろうが大工さんが床と壁を隙間なく取り付けるのは苦労するし手間もかかる)
最近は巾木というよりは見切り材、四分一程度の小さな材が多い。
ただ単にコスト面のみではなく、
窓枠もそうだけど、造作材の太いラインは邪魔になるのか?
材木屋としてそういった造作部材を製材し作る立場からすると
今後造作材はどの材種でどういった方向になるのか気になるところではある。