MUKU-DATA  木材倉庫にて 12/27 15:00~21:00

職業は何をやっているのかいまいち良くわからなかったんだけど、
デザイン系、家具系・・の仕事かと思う。
これから木を使ってつくる物の素材探しに、わざわざ東京から来ていただいた。
選んでいる木は、通常の家具や建築資材としては肉がなく部材にはならないが、
どこか雰囲気があり何かに引っかかるので個人的に残しておいた材に反応されていた。
例えば栃の根っこ付近の踏ん張って生きてきた証でもあるギザギザした部分、
見る人にとっては少々気持ち悪く生々しさを感じる。
インドローズなどの樹皮に見られるエレファントスキンのような肌の残る栃。。
また神代欅の曲りを修正挽きする際に20mm程度を引き落とした残りは
乾燥と共にぐにゃりとU字から更に変形しS字みたいになっていたもの、、
他には壊れ過ぎた蓮神代杉・・とか・・
こっちの蓮はどう?と聞くと、
それはその物体そのもので完成されているので自分たちが手を加える必要はないと言う。
その一枚としてまだ未完成なものに自分たちの手を加え、木+αそれ以上のものを
目指しているようにも感じられた。

そしてそれで作るもの、コンセプト、見せ方、伝え方・・・・と
どれを取っても材木屋のおっさんでは到底考えつかないような事ばかりで・・
気付いてみれば6時間も時間は過ぎていた。

若さってそれだけで武器になると思うし、
一体どういう思考してんの?と
想像もつかない事を考えているんだなぁ・・って感心して聞いていた。

百合の花言葉は「純粋」「無垢」と言っていた。
根底には木が大好きというのがブレずにあるので、
今後の活躍が楽しみなお二人だと思った。