MUKU-DATA  虫食いの栗一枚板 乾燥材 プレナー済 10/8 SOLD OUT

「誰よりも良いものを、どこよりも安く・・ 仕入れたい」というのは
どこの仕入れ担当者も思っている事で、
では、良い材はどうこっちへ回ってくるのか?
一番最初に声をかけてもらえうのか?
ってところが仕入れのミソになってくるかと思う。

で、今回仕上げた栗の一枚板7枚は、
今から4年ほど前に、他の良材を買った際に傷んでいるけどこの7枚も、持ってて。。と頼まれ、
まぁ、いいかっ、何かになるだろうし、上手くそれなりの形にしてあげよう。。
と仕入れの際の付き合いで持ってきた栗一枚板7枚です。

傷んでいたのはわかっていたので、どうしようかなぁ・・と
なかなか手をつけずに桟積みしていたものですが、
4年が過ぎて、よし、まずは削ってみようって加工に出したものです。

削り終えた板を昨日整理していたのですが、
これがねぇ・・ 期待値が少なかった分、意外や意外、なかなか雰囲気あって良いんですよねぇ~
大きな穴はカミキリムシでしょうか?
キクイムシの小さなピンホールも無数にあって、そこが黒くなっていて
あぁ・・栗だなぁ・・栗らしい! って。
虫に食われた痕もその加減が丁度よく、一枚の中で景色があって良い感じなのです。
(ここで景色って言ったら、銘木や骨董の人に叱られそうですけど😓)

常に言っていますが、欠点の無い良材は当然良いものですが、
この絶妙な虫の食われ方っていうのもどこか響いてくるんですよねぇ・・
無傷無欠点の良材を探すことと、
この位置にこの虫穴と割れを探すことは、
後者の方が断然難しく、ほぼ不可能であろうかと・・
稀に杉の並材で節の入り加減の指示をされる事がありますが、、
それ、難し杉😓😓  
景色は自然の作った偶然の産物ですし好みも分かれますので、、
なかなかそのものズバリって訳にはいかないでしょうが・・
まぁ、それに近いものを提案できてこそ、猫屋新発田屋なのかもしれません。。
逆に無傷無欠点の良材は、金(銭)です。
金さえ出せば、きっとどこかの誰かが隠し持っている材に辿り着く事ができることでしょう。

な、感じで、 えぇ~ ま、いいかぁ、今回良い材分けて貰ったので
これも付合いかって持ってきた7枚の栗
意外と良いので、少しづつ紹介させていただきます。


虫食いの栗一枚板 NO.1 2300 600-370-800 t58mm