MUKU-DATA  ポプラ 一枚板テーブル  東京都 某所BAR 

加工前にポプラの節が一カ所、ガサガサして抜けそうだったことや
他の節の部分は削る際に欠けて飛びそうな節だったことなどで
加工屋さんと相談して、じゃコクソで処理しましょって事になった。
コクソねぇ・・ 
現物の木の粉とボンドを混ぜて抜けそうな箇所や隙間、ひび割れた箇所を補修する
昔からある木の補修方法である。
その昔は米粒を練っておが粉と混ぜ固めたが今はボンド等使っているようだ。
今もお米を使っているのかもしれないが、その粘着力や耐久性がどれほど強いのかは
定かではない。
用はウッドパテってことになる。
ヨーロッパ方面でのC品フローリングの抜け節補修には黒いパテが使われているのを目にする。
国産杉のフローリングも黒のパテを見る。
黒っぽい方が相性が良い場合が多いが、
その木によっておが粉の色も変える必要があるのだろう。
今回は埋木処理等ではなく、より自然に見えるように木屎処理で仕上げた。
良く見れば補修箇所は分かるが
ぱっと見はじめからこうだったような自然な仕上がりになったのかと思う。
BARのテーブルなので仕上げにウレタンの艶あり塗装をするとの事だった。
チークのカウンター、ポプラのテーブル、ニレ、ウォルナットの小テーブルと
耳付きの木の良さ、楽しさを感じる仕上がりになったのかと思う。







こちらは小テーブル 1枚の木から6等分カットして順番に並べて使用との事
テーブルとつなげると1枚の木目が通っている。
ニレの瘤板とウォールナット
ニレは曲線の変化があって面白い、
ウォールナットは素木だが両耳の残しの仕上げ加減を抑え気味して
自然な色合いを耳部分に残してある。
梱包した後で写真を撮り忘れてしまったが。。。


こんなイメージ





コクソって名前つかった商品もあるのですね・・・
さすが、玄々さん! コクソウッドパテ 玄々化学工業


昨日も同業の材木屋と話していたけど(木製品も製作されているところ)
一枚板や木製品の微妙な仕上がりって大切ですよね・・・
何でもキレイ過ぎるくらいに仕上げればいいって訳ではなくて、、
職人さんはキレイに仕上げてなんぼな訳で。。