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■ MUKU-DATA 黄檗(キハダ)φ1600×1200 t50mm ランニングプレナー加工済み
日曜の昨日、ご予約いただいていた設計士さんと施主さんが木材倉庫に木を見に来られた。
数週間前に設計士さんから予約の連絡をいただいた際に
お探しの材は何でどれ位の大きさかだけ事前に聞いていた。
用途はダイニングテーブルでサイズは1800×800mmほど・・
事前に聞きたい事は他にもあったが(例えば好みの材種があるか?部屋の雰囲気は?
床材は何を使っているのか?平面図は? 等)
1800×800mm程度の一枚板のみの事前情報だった。
お客さんたちが来られ早速、その聞きたかったことを何点か確認させていただいた。
平面図を見せていただき・・ ん?丸テーブル
なんとなく丸テーブルがいいかなぁ・・って事で図面に記載しているらしいが
両耳付きで良いものが他にあればの事だった。
床は何を使うんですかねぇ・・?
ラワン合板3x6で黒の染色、目地をずらした乱貼りはせずに
目地を通して張るらしい。さすが設計士のOさんらしい!
黒の染色であれば、先ずはどんな木も合うよね・・
因みに壁は白?
漆喰のような色の白塗装らしい。 へぇ~ それ良さそう!
先ずは木の概要を説明させていただいて、、
木は巾(奥行き)が大きいほど価格は高くなる。600mmより700mm、700より800mmって感じで。。
最近はコンパクトな家が多いのか700mm程度でいいという方も多い。
同じ木でも700mmと900mmでは随分と価格は違ってくる。
(逆に大き過ぎても、両耳残しを希望する方が多いので需要は減る。
両耳残しの場合は大は小を兼ねない、人造の両耳となり趣が低減してしまう。
例えば飲食店、会議室などの場合だと大きな一枚板の需要もあるのだけど)
長さに関していうと2mも1.6mも価格はさほど変わりない。
3m材から1.5mのテーブルが2枚取れる場合は価格は安くはできるが、
2.5m材から2mや1.8mをとっても残り材は短く活用できる範囲が限られてくるから。
両耳付きのモンキーPなど見ていただきながら
同じモンキーポッドでも個体差があって色の濃いのと薄いのがあったり、
他には例えば2枚ハギ(ブックマッチ等)って選択肢なども説明させていただいた。
槐の2枚ハギはそれなりに良い反応をいただけているとは思っていたが・・
ご主人の方から、これは?って選ばれたのが
青森ヒバの大きめの輪切りで、単なる輪切りではなくリンゴみたいな形の輪切り材
それは材面の傷みが大きかったので
材は安めでも補修加工費代が嵩んでしまいそうな材だったので
だったら、こちらはどうでしょうか?と
奥になっていた、写真のキハダを見ていただいた。
ここでビビビッ!!って感じで、、
その後、ご案内する予定の一枚板はもう見る必要がなくなったって感じ。
時々降りてくる「出会うべくして出会った一枚」の機会にまた遭遇する事ができた。
このキハダ、一部大きめの穴が空いているのだが
目細で樹齢もいってて面白い杢もある。
その穴の部分はガラス入れてもいいし、鉄板でもいいしって設計士さん。
そうそう、この前も別件でパドックの一部朽ちかけた部分に
鉄板入れるかみたいな話があったなぁ・・
このキハダは古い材で、約1年ほど前にランニングプレナーで材面を平らにしてある
完全天然乾燥材
実際に脚の上に載せて椅子を置いて座っていただいた。
自分も一緒に座ってみたが、大きさや相手との距離感などもちょうど良い感じだった。
輪切りではない杢目なのでこれはどの部分を製材したものだろうか・・
とにかく木目が面白い。
黒の床にこれ置いたら、結構よく見えるんじゃないかなぁ・・って
全てが噓なく腑に落ちた一枚板選びの時間でした。










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■ MUKU-DATA fb12×44mm W1000 / W700mm 黒皮クリアー塗装
長さ4m材巾300~600mmの2枚の板を載せる鉄脚を製作
一枚板であれば、弊社の場合T型の脚が主だが
今回は巾4500mm程度の板を剥がずに2枚置くタイプなので
T型だとなかなか安定しない。
過去に2枚置く為にT型の形状を2つに並べたものを製作した事もあったが
今回はお客さんからの案で、台形にすることにした。
2枚並べた際の元の部分は1200mm程度、末は700mm程度だったので
大きさ(巾)を1000mmと700mmで大きさを変え1組とした。
鉄脚といえば、コスト、重量もあり、鉄の値段は重さなので
通常12×50mmの平鋼を使用しているが
今回天板厚も47mm仕上げで少し軽やかに見えるように
また少しでもコストを抑える意味で12×44mmとした。
わずか6mm程度の差だが、随分見え方が違ってくるので
今後T型の鉄脚を製作する際には板厚、全体の見え方など考慮して
44mmも使い分けしていこうと思う。
(12×38mmはものによっては使っている)
平鋼はソリッドなので角パイプと違って重いが
厚み12mmは薄く見え一枚板に合っていると思うので
角パイプよりも平鋼(フラットバー)を弊社では使う事が多い。
全て特注なのでサイズは完全自由に設定できる。
今回台形の製作は初めてだったが、
お客様の好きな形を自分で考えて形にするのもありかと思う。


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■ MUKU-DATA 8/2(日) 木材倉庫にて
日曜日、ぐずついた天気で7月は木材倉庫の周りの草刈りをする時間がなくて
ボウボウになっていたので、よし、草刈りしよう。
土曜日の倉庫オープン日は何十人もお客様がくるわけではなく
ポツリポツリと、何かしら木、材木に関心のある方が訪れてくれて
濃いお話を聞ける事は60間近かな材木屋のおっさんでもいい刺激をいただけるし
励みにもなるし、ありがたいと思っている。
木が持っている力や可能性を感じて嬉しくなってくる。
土曜日来たお客さんの中に音楽が好きな方がいて自分は一部の偏ったジャンルしか聴いてはいないけど
そのお客さんのいうロックの国内と海外のそれぞれのグループの名前は知っていたけど
ちゃんと聞いた事がなかったのでいづれも作業しながら2つのグループの曲を流していた。
きっとそのお客さんの事に興味があって知りたいからなんだろうと思う。
7月、一度も草刈りしなかったので伸びきった新たな草を刈るのに6月の草刈りよりきつかった。
40~50cmほどに伸びていたからだと思う。
まめにやらないとですね。
トンボ、バッタ、カタツムリ、変なイモムシ(蛾の幼虫?)、レインボー色のカナヘビ、、
おっとあぶないザリガニだ!草を刈っているとザリガニ発見
いろんな生き物たちをみていると子供の頃にカブトムシを捕まえる為、
魚釣りをする為に、草むらを掻き分けながら出会った昆虫たちを思い出す。
三又の桜の輪切り丸太の虫の除去の為に、防虫処理をしてまた燻煙防虫も行う。
一気に全部というよりは繰り返し何度もちょっとづつの方が効果があるのかと思う。
一年前に構想して手付かずだった鉄脚+木、これもそろそろケリをつけたい。
ずっと眺めて頭の片隅に留めている事の一つだけど1年経ってもいいアイディアが降りてこないから
そろそろもう今日でそこに使う木を決めようと材の選定を行う。
結局、神代楢の割れた板にする事にした。
黒皮の生地の鉄と神代のガサガサした黒い楢の枯れ感が合うので一先ずこれとした。
カスタムできるので使って見て、上に載せる天板に合せながら変えていけばいいと思う。
そうこうしてるとアッという間に日が暮れる。
普段できそうで出来ないことを休みの日はやっているといった感じかな・・
何でもそうだけど、一気に全部やってハイ終わりではなくて
継続して続けていく。昨日より今日、今日より明日、少しづつ手を入れる事で
そこにいる材木たちもよりいっそうイキイキと輝きはじめる。







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■ MUKU-DATA fb12×44mm 支柱:一位枝 / 神代栗
過去にも一度L型のこのバージョンで角の部分にインドローズの支柱を入れた事があったが
それはL型のデスク用の鉄脚
今回は2枚ハギ用、もしくは固定せずにD400mm程度の板を2枚載せた天板用として
Vの字で使う鉄脚、そしてそこに添える木を選びサンプルとして製作した。
因みに直角で製作したのでV配置をL配置に変えるとデスク用としても使用可
FBは50mmではなく今回は一回り小さめの44mmで製作したのだが
たかが6mm程度だが随分と見た目の印象も違うし重さも軽くなっている。
やはり天板の大きさ、厚みに応じて平鋼のサイズも少し変えた方が
よりよくなるであろうことを実感する。
この支柱のない状態の鉄脚の現物が来てから暫く観察したり
これどんな木があうかなぁ・・と人の意見を聞いたりしていて
なかなかこれだ!って支柱が定まらなかったのですが
そりゃ天板を何にするかを決めていないので
脇役である鉄脚の支柱も決められないっていえば、、決めれるはずもない訳で。。
まぁ木材倉庫にご来店いただく皆さんに
こんな脚もありまっせ的な見本なので、、
んじゃぁ、うちらしく、春先にコツコツ皮むきして作ったイチイの枝とぶっ壊れた神代栗を支柱として選定した。
この支柱部分は簡単に取り換えができるので
例えばローズウッドの白太の絡んでいる材もありだろうし
ナラの天板に楢の支柱でもいいだろう。
和テイストを醸し出したければ更に支柱に手を加えて名栗加工もあり
天板に合せて何でもカスタムでき好きな木を選択してオリジナルな鉄脚にすることができる。

左:神代栗、右:イチイの枝
この2本を選んで、さて丁度いい長さで使うにはこのどの部分が一番いいだろうか?と
支柱の木を実際に鉄脚に沿わせながら木取りを検討する。
(この2本に決めたのは、いつまで経ってもなかなか材の選定ができなかったので
エイ!これでいいやぁ!的なある程度の勢い任せなところもあるのだが
やはり天板ありきからの流れでないと選木するのは難しい)




だいたいこんな感じかなぁ・・とチョークで記し
ちょうど大工さんの手が空いていたのでこの部分をこっち向きで使いたい旨を伝える。
枝はともかくとして、こんな壊れたバキバキな神代栗なんて奴はなんで選ぶんだろう・・
またはじまったぁ・・・ときっと大工さんにそう思われていたに違いない。
ある程度加工したら取付前にカットして使う場所を決めるので
そのままにしておいてと昼休み
イチイの枝の皮むきが少し粗めだったのが気になったのか
大工さんはそのザラザラした枝を御丁寧にサンダー掛けをしてくれた。
鎌でそぎ落とした微妙な鋭角な刃物の跡がいい感じとはおもっていたんだけど
やっぱり大工さんはその辺が気になるようで磨きをかけ滑らかに仕上げてくれてあった。
善意なので、とりあえずありがとう!だ。
よくある話っていえばよくある話で、過去にも別な事で何度かある。
盆栽屋の丁稚奉公が主人が留守の際に盆栽棚の下に置いてあった数々の鉢を
キレイに洗剤で洗ってしまって折角の時代がのった風味がなくなってしまった
ってのと一緒な話
指示していないことをするその人なりの善意はありがたいことではあるのだけどもね。
神代栗なんて、ボロボロだけど神代樹皮のガサガサした部分の残しつつ
割れもあって色も疎ら、ピンホールも目立つけど
「ザ・神代栗!」って感じで良い感じに仕上げていただいた。
大きかろうが小さな部材であろうが、その質感をみると胸は高まるものである。






う~ん、いい感じ、いい感じ!(ノッてきた!)
グネグネした枝も自然な曲線がいいし、神代栗の黒も黒皮生地の鉄脚とマッチする。






ここだけ数寄屋の世界観・・・?
数寄屋の脚?
例えば、支柱にこれと似たような感じで神代栗や神代楢の黒い木を鉄脚黒皮に添わせて
天板は杉の柾目400mm巾程度を2枚載せる
いい感じになるのではなかろうか・・・と、どんどん想像が止まらなくなってくる。
よし、早速倉庫にサンプルとして置いてみよう!
何の天板がいいかなぁ~ って





支柱がどちらも国産材なので、、んじゃ削り立ての槐でも載せてみましょうか・・と



色も濃い目で、形も動きがあって面白い
共木の槐をブックマッチで置いてみる。
これが完成品であるならば、中心での合わせ目部分の耳のカットを微調整して
少し残した曲線部分の隅間があってもいいだろうし
お互いにストレートカットしてくっ付けてもいいだろうし、、
この辺は好みの差
これはサンプルなのでひとまず両耳が残った現状のまま載せてある状態
たまたまそこにあった槐を載せてみたのだけど
これは2枚400mm~450mm程度の板を選んで組み合わせることができる。
樹種を左右変えたっていいと思う。
使い方はご自由に ってことで。
気分に合わせて何枚か天板を入れ替える。
特別な日バージョン、仕事バージョン、数枚用意して自分の好きなようにカスタムしていただければ
お客様も楽しいし、
うちも多くの一枚板を使っていただけて嬉しい限りだなぁ・・
一つ一つ選んで、その先にカスタムも簡単にできるって楽しいよね!




ここまで書いておいてなんなんだけど・・
いうほど脚が目立たなくなってしまうんだよねぇ~
まぁチラ見、ん?何その鉄脚に付いている木?? 程度かなぁ・・
目立たない部分にも拘りがあるっていうのがまたいいかぁ・・



いやぁ~ 今日はブログ書くのに2時間も使ってしまった
早く配達行かなきゃだぁ

新発田屋木材倉庫、宜しくです!
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■ MUKU-DATA 神代杉の割れの部分に真鍮平鎹を検討
板を桟済みして天然乾燥させる際に
割れの進行を防ぐ為に木口面の割れそうな部分に鎹(カスガイ)を打ち込む事があるが
一枚板として仕上げてからも、通常の鎹よりは効きは劣るが
装飾を兼ねて平鎹(ひらかすがい 又は板カスガイとも言う)を打ち込む事もある。
以前、三条市の和釘を製作する工場へ鍛造で板鎹を何種類か製作してもらった事があったが、それはそれでいいものだった。
今は在庫がなくなってしまったので、また注文しなければと思っている。
そして鎹としては鉄よりは強度、効果は薄れるかとは思うが
真鍮の平鎹があれば装飾的にも使えるなぁ・・と
以前、検討していたが商品化までい至らず、4年ほど前に送っていただいたサンプルが未だ机の脇に置いたままになっている。
今回仕上げ途中で表れた神代杉の元からの木口割れの2カ所
これは乾燥し過ぎた室内で使う際に更に割れが広がるかもしれないと思い
お客様へ真鍮の平鎹など木口へ打ち込んではどうか?とご提案させていただいた。
弊社仕様の真鍮の鎹がまだ未完成だったので
ネットで調べていたら、お付き合いのある県外の同業者さんも
同じような事を考えていたらしく既に商品化されてあったので
少し分けていただいた。
お客様へはこの位置で大きさの違う二つの真鍮平鎹を
このような角度で打ち込みますよと写真を送り了解を得ている。
通常の鎹よりは効きは劣るが装飾的な事を考慮すると
打たないよりは、これを打っておいた方がベターだろうと思う。



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■ MUKU-DATA サイドテーブル 天板:栃瘤 脚:栃材
半年ほど前に、お付き合いのある木工所さんへスツールの相談へ行った際に
製作に使わなかった材で、サイドテーブルでもいいし、何でもいいんだけど
その木を活かして何か作ってほしいとお願いしておいた。
細かなことは言わずに、好きなもの、やりたかったことなど
とにかく作りたいもので何でもいいんで位の話にだったかと思う。
時々出てくるライブエッジウッド、
小さな材の活用をあれこれと考えている最中で
小さな材でも輝く個性的な材は多くある。
それをどういう形にして、使えるものへ変えていくか・・・?
年の暮れも近い先週末に、こんな感じになったと
サイドテーブルを持ってきてくれた。
手を使い作れる技術のある人はいいなぁと思うし素直に尊敬できる。
材木屋なんて所詮、口八丁みたいなところもあって
材木を納めて完了、はい、また宜しく~ 的な・・作業とは違う。
丸太を製材するという目と技術は必要ではあるけれど
使えるものとして細部を作るのは大工さんであったり木工職人であったりで
じゃぁ材木屋ってそういった事に関して
何ができるんだろう?と・・
どこを得意とすればいいんだろう?と思うと
木を扱うそれぞれの分野の人たち職人さんたちを知っている、知り得る機会がある
という事は材木屋の恵まれた環境かもしれない。
こういった木製品であればあの人が得意、
こういうものなら、そっちの人
一口に木工と言っても皆さん作られている分野があり
それぞれにその分野に必要な道具と技術が必要なので
Aを普段作っている人にBやCを頼んでも上手くいかない事が多く
AはA、BはBの人へとお願いするのが無理なく進められるのかと思う。
そういった情熱を持ちながら毎日、自分の作るモノに向き合いコツコツと
今日も作業をして何かを作っている。
こういった職人さんたちが作る木のモノを多くの人たちに知って欲しいと思う。





















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■ MUKU-DATA 秋山泰宏さんの作品 木曾くらしの工芸館にて
数日前の新聞にクリエイティブリユース(創造的再利用)と題して
アップサイクルやダウンサイクルの記事が目に留まる。
雑多に置かれているとゴミに見えるが、きちんと整理整頓すると
素材として輝き出す。
廃材は欠けていたり半端なものだが、
「むしろ欠けている方が想像力を刺激する。人の想像力と創造力は対で発達すると感じる(大月ヒロ子さん)
今朝の新聞では美術家の冨井大裕さんが連載しているはみ出す作品十選の中でも
制作時に割れた部分をそのまま残した彫刻の話が出ていた。
傷には来歴がある。~略~ 傷は、私たちの身に降りかかった出来事のレコードとして
身体に存在する。
傷は、この作品がこれまでの彫刻が背負ってきた宿命を振り切ったことの証明、
勲章だと思う。
手足のもげた古代の彫刻を、私たちはトルソと呼び、完成した彫刻であるかのように鑑賞している。
この傷は、彫刻が物から出発し、物として自立することを宣言する。
物が物として私たちの前に在る、開かれた態度がこの傷から示される。
開くことは展開することである。
木曾くらしの工芸館で見た秋山さんの欅の机で
インドネシアで古材チークを再利用して作るd-Bodhiと家具メーカーの事を
思い出した。
ボードウッド(古い舟)からアップサイクルされた家具を初めて見た時に
どこか心に刺さるものを感じた。
アイアンと組合せたチーク材廃材で作られたテーブルと椅子2脚は
今でも使っている。(椅子は正直、座り心地は良くないのだが・・
コンセプトと見た感じ、そして一点物は、どこか良い感じがする)
子供の頃、ズボンの膝や服の肘の部分が破れるとアテ布でパッチワークされ
なんだか恥ずかしかった記憶があるが、
その後、大量生産の使い捨て文化を過ぎて今がある。
大切な鞄、大事に履いているジーンズなど良く考えてパッチワークされたものは
される前より素敵なものを目にする事も多い。
もったいないという精神は、もともと人には(日本人?)にはあるのだろう。
この業界に携わっていると古い家の解体現場も頻繁に遭遇する。
欄間、障子、床の間、簀戸、躯体、大きな梁、大黒柱・・・
もったいないなぁ・・ 何とか別な形で活かせないかなぁ・・と思う事しばしば。
材木、建築、これからの事、会社の事・・・
ここ数年、色んな事がごちゃ混ぜになって頭の中で混沌としている。
自身のアップサイクルを兼ねて、何とか次への形にしなくては。。。



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■ MUKU-DATA N.A.S 新潟市中央区鐙
田中洋人さんが設計して建築部で施工させていただいた理容室N.A.Sさんの
ウォールナット無垢フローリング
UNI 無塗装 15x120x1820mm
開店してから早いもので15年が経過したそうです。
髪を切って貰いながら、いつも床材、キレイな状態になっているなぁ・・
と思っていた。
ワックス掛けは年1回程度らしい。
移動式シャンプー台が行き来する部分は少し傷みはあるが
それが味わいとなっているように見える。
なんせ15mmあるんだからあと100年は余裕で使えるだろうなぁ・・
入口から扉の外へ延長して張った部分は大丈夫かなぁ・・とは思っていたが
意外と持つもんですね。
雨風、紫外線に常に曝されているのでグレーに変色は当然、
実部分は隙間があり雨水が浸入して直ぐに駄目になりそうだけど
どこかに水が逃げていくんだろうね。
風の通りも良いし直ぐに乾くのかもしれない。
ウォールナットの耐久性に関してはあまり意識した事がないけど
国産オニグルミは確かタンニンが多かったような・・
意外と丈夫なのかもしれない。
10年、15年、20年と長く年月が経過すると木の良さが本領を発揮してきますよね。
例えば、ここは10坪ほどだったから
初期予算を削って床材をカラーフロアー等にしていたら
シャンプー台部分の突板は既に剥がれていたかもしれないよね。
当時はカラーフロアー系と無垢フローリングの差額は1万円/坪程度だったかと思うので
計10万円ほど材料費で割高、+張り手間もカラーフロアーよりはかかるんだけど
合せても15万程度の差額だったかと思う。
開業時は何かと内装以外にも出費は嵩むので、その差額分は別な予算へ回したい気持ちも分からない訳ではない。。
長期を見据えた計画と設計、施工業者の的確なアドバイスに拠るところも大きいかもしれない。
総予算との兼ね合いと割り振りで適材適所、なんでしょうね。
お客さんからは時々、良い感じの床ですね!って言われるらしい。
外の鉄看板の錆具合も良い感じになっている。
田中さんのセンスだよね。
(オーナーさんは手が届く位置にあるから酔っ払いに折られるんじゃないか?って
心配していたそうだが、今の若者たちは自分ら世代とは違って行儀がいいから・・)
鉄、木、経年変化して深化していく素材はやっぱり良いなぁ・・って思う。








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■ MUKU-DATA 江之浦測候所
日曜の午前、ダラダラと時間を過ごしながら何気なく日曜美術館をつけていたら
坂本美雨さんが美術館を訪ねるアートの旅をやっていた。
4月から日美の新MCを務めるらしいが、、ところで
坂本美雨さんって名前を時々SNS上で目にするがどんな人っていうのは
申し訳ないが知らなかった。
あの教授と春先小紅さんの娘さんであることを初めて知った。
番組の中で歌をうたっていたが声がとても魅力的で生まれ持っての天性なんだろう。。
アートの旅は東京・谷中の朝倉彫塑館にはじまり、
箱根のポーラ美術館、そして小田原の江之浦測候所で
たまたまいづれも過去に行ったことがあったので復習みたいな感じで
観させていただいた。
江之浦測候所は予約制で、元旦の能登半島地震で弊社の倉庫の木材も
あちこち倒れていてキャンセルしようかどうか迷ったんだけど・・
一人で行かせてもらった。( 1/6 )
正月休みで人が多かったのかどうなのか・・
もう少し厳かな場所、空気感を感じながらゆっくりしたかったんだけど
カップルが多く、テーマパークのような空気が流れていて
中年オヤジが一人、プラプラするのにカップルとかの距離感を考えたりして
正直、少し疲れてしまった。
もっと静かな空気を味わいたかったかな・・・













■ MUKU-DATA 江戸東京たてもの園
古い商店街など通ると銅板を使って正面が装飾され
緑青で緑になったいるお店を見る事がありますよね。
弊社木材倉庫にもこれに真似て菱形に板金を折ってもらって
正面外壁として使っているのですが、、
銅板が高かったのでガルバの艶消しの黒でやったんだけど
どうせなら銅板でやれば良かったなぁ・・と
こういった緑青の青錆を見るとつくづく思います。
なんか良いよね・・この色。。
今度何かでやったるか・・・























