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■ MUKU-DATA 木材倉庫 12/13 Kさんの話を聞き相談にのるTさん
サウナのような暑かった倉庫が、今度は一変して寒さが身に沁みる。
約1週間ほど前に、やっぱり倉庫内に少しでも温まる事ができるストーブが必要かと思い
業務用の大型石油ファンヒーターにするか迷ったが
ここには、やっぱこれだなと簡易型薪ストーブ通称ダルマストーブを導入した。
桟木の整理や製材工場での端材など主には杉材が多いが
それでも十分暖は取れるし、散らかった木屑など倉庫が片付くのでこっちで良かったと思う。
ダルマストーブの上に載せたやかんはグツグツと泡を立て沸騰しているし
バチバチ木が燃える音、薪が燃える香り、
この程度じゃ室内なんて到底暖まらないけどストーブの近くだけは
熱くて自然と人は集まってくる。
室内側は暖房にファンヒーターとそれなりに温かくはしているけど
室内の温かさとはまた違ったものがある。
先週こられた二十歳のKさん、2週連続で喫煙具のパイプに使う木材を探しているとの事
ブライヤー材とかで作られる事の多いあの丸っこいやつ
電車に乗って最寄り駅で降りて歩いて寒い中、また来てもらった。
そこに居合わせたTさん、私の変わりに色々と話しを聞いていただき
Kさんの相談にのってくれていた。
(Tさんは約2年ほど前に実家をDIYで大改修する際に倉庫に訪ねてきてくれて
それからのお付き合いとなっている)
親身になって相談にのってくれてみんな優しいなぁと思う。
Tさんになんでそんなに親切に相談に乗ってあげれるの?と聞くと
自分が若い頃に仕事の事やいろいろな事で悩んでいた時に
年上の大人が話を聞いてくれて、それを足掛かりに今があるらしいことを話していた。
だからそれはごく自然なことらしい。
難しい事には見ない聞かない、見て見ぬふり・・が多い今
こういった息苦しい世の中になっているのは今生きる我々世代などにも少なからず原因はあるのかと思う。
余裕がない、自分の事で精一杯、自分さえよければ・・・
毎日毎日、そういった場面に遭遇するし、自分自身も余裕がない時も多く
きっと誰かを傷つけている。
今年に入って1月から倉庫に立ち続け、多くの人たちと出会い
いろんなことを教わり考えさせられてきた。
もちろん、木材倉庫なので木を使っていただきなんぼではあるのだが
それ以外のこと、お金では買えない大切なことが動いている場面に多く出くわしている。
木材倉庫に来られるお客様はジャンルは問わずに
木を使って何かを作りたいと考えいてユニークで個性的な人たちが多い。
この日も早い時間に若いカップルが朝起きて、何故か「木のテーブルが欲しい!」と思っていて
木材販売しているところを調べたら木材倉庫が出てきて
来店いただき、ソファテーブルにすると欅の穴のあいた一枚板 2万円を買って
車に積んで帰っていった。
プレナーまでかけているので耳部分の仕上げ、表面のサンダー掛け、オイル塗装は自分たちでやると言っていた。
とても清々しいカップルだった。
また木を使って小物製作をしている人と話していて
いろんな人たちは来てくれて話してて面白いんだよねぇって立ち話していたら
ここは素材屋だからでしょ!って言っていた。
そうだ!、ここは材木屋、材屋なのだ。
完成品を買う場所ではなく、素材から何かを作る人たちが来てくれる思考の塊
十人十色の思考があるから、個性が垣間見れて楽しいだよなぁと思う。
Kさん、Tさん、そして木材倉庫のN氏も加わり
いろんなアイディアが織り交ざり新たな何かが生まれてきそうな感じになる。
自然体でお客さん同士が通じ合いお互いを尊重しているようにも思う。
自分を胡麻化さずに大切にしているからこそ、他者の意見や考えにも聞く耳をもって寛容になれる。
木材販売がかんばしくなくなると、んじゃ製品作って置こうか
カフェを併設して木工の小物販売しようかとか色々と考えたくなるのが常だが
弊社の木材倉庫のあるべき姿、何をどうやっていくのか?
材木屋として拘り、材屋として何ができるのか?
ここに皆さんが何を求めているのか?
安易に答えは出さずに少しづつ自然体で変化していく事に任せて、、、
悩み続けていこうと思う。
来年は少し趣向を変えて、材屋を一層極めていこうと思う。
素材から作る楽しみ、考える楽しみ、思考する時間と場所
木を使って何かを作る人が良かったと思えるように。。
閉店して、Kさんの事送ってあげようかって事で
Tさんにお願いして同乗した。
近くに前々から気になっていたお店があったので寄ってみたら大当たりだった。
お店の看板だけを見て行ってみたいと言っていたTさんの嗅覚、鋭い!間違いなし!
好きを極め、諦めずに今も続ける店主の方との出会い。
正直に生きている人の言葉はシンプルで心に響く。
いい場所と出会いで、その後、長い夜となってしまった。




サウンドシステムを備えたレゲエのお店
食べ物も美味しかった。
こんな田舎で。。。でも周囲に何もないから大音量が可能なんだろうけど
店内は仲間で全てDIYで作ったらしい。
カウンターは杉で凸凹した樹齢のある木で、知り合いがどこかのお店が閉まった際に貰って来たという。
この凸凹感がタマラナくいい感じ。
また何度かお邪魔させていただこうと思う。
Deepな低音に木ってやっぱり合うんだなぁ・・
これもそれも木が繋げてくれた縁でKさんが来店して
ここへ来ることができた訳で
やっぱり時々思うけど、もしかして木に導かれているのかもしれないなぁ・・・

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■ MUKU-DATA 竹のバランストンボ
大きな方の竹トンボは弊社の製材の石川作
冬場に外へ出れない時に時々この蜻蛉を作り
出来上がったものは知り合いに上げているらしい。
ゆらゆらと揺れるトンボを見ていてヤジロベイを思い出した。
日本の伝統的玩具かと思う。
小さな方は、先日村上へ行った際に知人がいただいてきたもので
竹に枝が二つあったので、しばしこちらに置いておくことになった。
春先に倉庫の収納棚をDIYで作ったが
出来はどうあれ完成後にとても満足感があった。
何かを作るという作業は、人のどこかを刺激して満たしてくれる。
土曜日オープンの木材倉庫には完成品ではなく
素材を先ず選んで、それで何かを製作する人たちも多く訪れてくれる。
倉庫に並んだ板類や変木、端材、材木各種を見ていると
脳が刺激されて創作意欲が湧いてくるという言葉を時々耳にする。
それは私も常々感じていて
木に触れているとどこかを刺激してくれて色んなアイディアが湧いてくる。
「木は脳を刺激する」といった感じか。。。
何かを作るっていいなぁって思う。
私自身も今作ってみたい物があるのでどう作ろうかと考えている。

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■ MUKU-DATA 埼玉県某所(1/19)
日曜日、東京へ材の配達があったので
それに合わせ丁度またシャム柿のご注文をいただいたので
どうせなら何度かご注文いただいている万力を作っている工場へ
直接お届けしてこようと行ってきた。
工場はどこも、何故が自分にとっては居心地のいい場所。
これは木工に限らず、鉄、鍛冶屋、など
どこも工場内は特別な空気が流れている。
親の代を引き継ぎ一人で作業を行っているらしいが、
作るものが違うと、使う機械も違って
これは何だろう?どうやって使うんだろう?と興味津々
また特別な木を使い万力を作るので工場に転がる端材も
シャムや花梨瘤、イブキと普段見ない材が転がっていて気分があがる。
効率よく作れるように長年培われてきた技術がそこにある。
丸棒を作る為に工夫して作られた特注の刃物や治具
実演もしていただいた。 なるほどぉ~
この機械はこうやって使いこれを作る為なのかぁ・・
出来上がりを想像して木取りから始める。
完成した際に白太部分がバランス良く入っていた方が良く見えて人気があるらしい。
シャム柿でも白太はダメという材もあれば、白太があった方がいいという所もある。
面白いなぁ・・って思う。
木取りして粗削りしてある程度の形を作り、作業がし易いように作られた治具や
サンダーで仕上げていく。
全て手と機械を使うが、最後の細かな仕上げは手のみで行うらしい。
塗装を終え完成となるのかと思うが全行程をここの工場で全て行っているらしい。
出来上がった万力は、直角、曲面と多くの木工技術が集約されている。
これで数万円程度って、世の中どうかしてると思う。
参考に「ヘラブナ 万力」と検索してみて欲しい。
同じような木製のもので1万円以下のものも出てくる。
海外の模造品らしいが、こんなニッチなものでさえ価格競争になっている。
因みに見た目は同じだが、木が乾燥していないので
使っているとガタガタするものが多いという。
また木取りも考えられていないものが多いので似て非なるものになっている。
特注でこの竿にあった万力の製作依頼が何件かきているようだった。
口数は少なく、作っているものの話になると色々と説明していただける。
あぁ・・仕事に誇りをもっている職人さんなんだなぁと・・
作っているものと世の中と価格のズレに心が痛くなってくる。
後継ぎも弟子もいないという。
残念で勿体ないなぁと思う。。。
自分はヘラブナ釣りはやらないけど、弟子入りしたくなってくる。
関連記事:ヘラブナ釣り道具 万力











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■ MUKU-DATA 竿掛け万力 材種:シャム柿、伊吹(イブキ)
約1年ほど前にシャム柿のお問合せをいただき
そんな道具があるんだなぁ・・とこの万力の事を知って
床柱には長さが足りず、框?う~ん??って芯去りのシャム柿があったので
使えなかったら返してくださいと、材を送ったら十分に使えたようで
後に再注文の電話をいただいていた。
他にまだ少しだけストックのあるシャム柿だが
どれも表面に小ヒビが入っていて果たしてどれが適材なのか・・?
そもそも本格的にヘラブナ釣りをやった事がないので(小学生の頃、遊びで軽く程度)
その竿掛け用の万力が一体どういうものなのか?
ひび割れはどの程度許容されるのか?などなど
経験がないと自信を持って材を勧められないものである。
未だ、問合せをいただきながら1年以上の返事ができていない
ランディングネットのフレーム材
楽器系の材も2~3、返事が出来ないままのものがあるので
申し訳ないと思ってはいるのだが・・・ 今更感はある。
(ほんとごめんなさい、適材かどうか判断がつかずにいます)
シャム柿をお問合せいただいたのは関東からなのですが
今回、自分で判断できないので(遠方なので申し訳ないんだけど)
何本かあるのでもしでしたら一度見にご足労いただけませんか?
とお話したら、昨日、時間を作って見に来ていただいた。
現物も持参いただき、はじめて現物を見る事ができた。
シャムもいいけど、オレンジ色の木は伊吹(イブキ)
これも目が積んでいて、なかなか良い感じに見える。
材の木取りから加工、塗装まで全てを一貫して行っているらしい。
ハイクオリティー!
木はこんなところにも使われていたんだなぁと・・
また新たなジャンルを知ることができた。
黒柿、黒檀、シャム柿、伊吹、槐、花梨瘤・・・
スネークウッドでも作った事があるらしいし、スポルテッドもあるらしい。
そうなんだぁ・・・
シャムを選ばれる際は、白太が多い方が良いらしい。
白太部分を入れながら木取りして製作した方が表情が面白いものが作れるとの事。
そういえば、約1週間ほど前に、家具製作の会社からやはりシャム柿の問合せをいただいたが
そちらはテーブルの脚を、白太のない黒だけで作りたいようだった。
木取りはセンス、木を使って出来上がるものをイメージして
よりよく見せる、見える為に
どこをどう木取るか?作る人によって千差万別かと思う。
同じ形のものを同じ材種で作るにしてもその木のどの部分を使うかで
見え方は違い、好みが分かれてくる。
だから面白いし、木取りはそれぞれの個性が出るので重要な作業となる。
その前段階が材木の選定になるかと思う。
はじめてお会いしたが、自らの手を動かして直向きにモノ作りをされている人の
言葉やお人柄には嘘がなくそれがそのまま作ったものに表れているのかと思う。
趣味や道具類ってどこか男心が擽られますよね。
シャム柿で作られた万力もいいし、違う色のものも欲しくなってくる。
ここ数年、木のペン業界も個人作家さんが色々なレアな材でペンを製作されているのを見かける。
1本持ったら、また別な1本と欲しくなるのでしょうね。。
コレクションしたくなってくる。(一枚板もそうなってほしいけど
)
タモ置き用の伊吹で作られた万力を1個いただいたのですが
私は釣りはしないけど、、
これだけの技術があるのならこれを応用して何か特別なものが作れそうで
今まで木製品ではなかった、心擽られる何かないかなぁ・・と
考えています。
何かに応用できそうですよね。
木の話をしていると3時間、4時間とあっという間に過ぎてしまいますね。
昼飯も食べずにずっとお話を伺って充実した時間でした。






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