■ MUKU-DATA 差し鴨居 地松 製材して再利用
解体後新築、今まで使われていた差し鴨居を新築中の住宅に再利用したいとの事で
大工さんが古い差し鴨居を持ってきた。
材は松
築何年のお宅は分からないが材面には塗装されて赤黒く光沢がある。
磨いた古色というよりは塗装が塗られた古色といった感じだが
長く手入れ良く磨かれてきたのかと思う。
材は上下左右に反りと若干の捩れがあって、
今まではきっと建具の開け閉めはできなかったのではなかろうか・・
再度これを差し鴨居として使うには反り捩れを製材して落として
新たに鴨居溝を彫る必要がある。
古色風の色が落ちてしまうのは少し勿体ないかもしれないが
この反りを落さないとそのまま付けても建具の開閉ができないので
製材して擦り落とす事にした。
古い材はどこかに釘が打ち込まれている事が多いので
入念にチェックをするも、やはり数本小さな釘を見落としていた。
釘も一緒に挽いたことが、これ幸いして新たな材面は帯鋸目の痕が通常の製材よりも
くっきりと表れた。
反りを落してから、プレナー掛けして鴨居溝を掘って仕上げようと考えていたようだが
帯鋸目の痕もなかなかいいものだねって事になって
このまま削らずに納めるかどうか施主さんと相談するらしい。
少し染色すると更に帯鋸目の凹凸も更に強調されるかと思う。
先代が作った家の部材の一部を新築時に組み入れるのも
過去現在未来とプツンと分断するのではなく受け継がれていくようで
いいなぁと思う。
今あるのは、過去の先代たちがいたからこそ
今は過去から繋がり、未来へ受け渡し行く為の途中
何でも簡単に捨てるのではなく、大切に未来へ受け繋いでいって欲しいと思う。








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■ MUKU-DATA 奥:ゼブラウッド 手前:ウォールナット
工務店さんから持込みされた角材などを製材した。
何をどう割るか(挽くか)は事前に木口面に書かれてあったので
これはどう挽こうか・・・?と悩む事もなく製材できた。
先代の方も木が好きだったらしく一位の床柱や花梨の瘤、栃瘤輪切りなど
いろんな材種を挽かせてもらった。
パープルハート

この木も硬いよねぇ・・
挽き粉まで紫色に。。
パドックなんかは粉で周辺は真っ赤になってしまうがパープルは紫でミステリアス


ブビンガ

槐(エンジュ)

これも昔の床柱だったのかな
表は虫穴はないようだけど、挽くと中に少し虫の這った痕が出てきた。
槐あるあるである。

一位(イチイ)

立派な一位の床柱
一位も中はほぼ傷んでいる事が多い。
挽くと割れや腐れなど出てきたが、それが一位と言えば一位
目は細かく良材。小さな部材として何かに活用できそう。。



花梨(カリン)? 材種?

杢の一番美味しそうな部分を大面として製材
材種不明

凄く目細で・・何だろうこの木?
香りはしなかった。。。 この木味、どこかで見たような記憶があるが・・
何だっけ?
素性も良く目も細かくて良い木だなぁ・・と
触ったり、嗅いだり、、

エビアラ

これ何だっけ? レッドゼブラって言われている材・・
そうそうエビアラだぁ!
弊社では過去に取扱った事はないんだけども
へぇ~こんな木かぁ・・と思いながら触っていた。
そういえば、何となく匂いもゼブラウッドと似ていたような・・


ゼブラウッド

柾目挽きでの指示
巾ハギ材にするのかなぁ・・
柾目がくねくねと泳いで好きなタイプの柾目
巾ハギするとこんな感じ
縞模様もクッキリとしていいゼブラ!

ウォールナット

こちらも柾挽きの指示
ウォールナットで2間(ニケン=3.65m)で節無しって
ハードル高いんですよぉ~
平割材のバンドル買いしても大体どこかに欠点あって
2間通して使うのがかなり難しい。
自分的には2間のチークより、ウォールナットやオークの方がハードルは高い。
こっちの柾目も並べると良い感じ

栃一部瘤 輪切り

輪切りの製材はできない材も多いし製材機に安全に取り付けるのが大変なので
賃挽きではあまりやっていないのだけど・・
ゴロンって転んだら、帯鋸がぶっ飛んでしまうし・・ね。。
でも輪切りの芯が腐れ穴の開いた材
使い方によっては面白い素材になるのかと思う。
ありそうでない素材かな・・



花梨瘤

昔あった座卓や衝立の花梨の瘤
ウレタン塗装の厚塗りで耳擦りは帯鋸が逃げてしまうので
少しだけ実を残して製材するも、補修のパテなどで直ぐに帯鋸が切れなくなるので
これは一枚のみで止めさせていただいた。
別な方法でウレタンを落すのがいいのかと思う。


やっぱ、パープルハートの紫色があると一気にトロピカル風味が出てきますよね。
楽しかった!
ありがとうございます。
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■ MUKU-DATA 欅(ケヤキ)製材
先日リフォーム現場で工務店さんと施主さんと相談してきた欅の盤を製材した。
長くこの状態で置かれていたので天然乾燥はバッチリ
木材は乾いていてこそ価値がある。
長く保管された間に出てきた木の癖(反り)を背中側(木裏)から擦り落とし
反対にして今度は腹の部分(木表)の反りを擦り落とした後に
現場で使う必要な厚さに製材した。
反りの調整と厚みのみ製材して、その後は大工さんが必要な部材を
材の状態を見ながら木取りする事になっている。
何十年?も保管されていた欅がいよいよ室内の部材として活用される。
木、自体も喜んでいるだろうし、
それを何とか生かしてあげたいという施主さんの気持ちにもお応えできた。
そんな時にボロイけど製材機を残しておいて良かったな・・
少しは木と人の想いにお応えする事ができて良かったぁと思う。
そんな皆さんの想いが木が使われる室内を良くしていくのかとも思う。













■ MUKU-DATA 杉(佐渡産)賃挽き製材
先日持ち込まれた樹齢のいった目細の杉丸太
聞けば佐渡の杉らしい。
芯は腐れがあったので、芯部分を取り除きながら製材。
格天井の竿(格縁)用にするらしい。
格天の竿といえば20年ほど前までは1.5寸角等の赤の吉野方面の材が
ふつうに市場に並んでいたが今は殆ど目にしなくなった。
赤の鴨居、長押、回り縁、台輪、竿縁・・・
新築で和室は2部屋はあったので真壁柱から始まり、造作材、天井板と続いた。
年輪は数えなかったが、樹齢は120年ほどだろうか・・?
100年は越えているとは思うが、100年超えてくると風格が出てくるものだ。。
最近、お年寄りの品行の悪さが目立つが
樹齢のいった大木のように素直に静かに余生を送りたいものだなぁ・・
なんて思ったりする。









■ MUKU-DATA 姫小松 賃挽き製材 (10/30)
昨日、姫小松の丸太が持ち込まれ製材した。
姫小松(ヒメコマツ)・・ 聞いた事あるようであまり耳しない名前だなぁ・・
と製材に立ち会った。
よく知らない木の製材はなるべく見るようにしている。
木肌、挽き易いかどうか、香り、木目、・・・
実際に工場に立って触れる事で、知らなかった材種の事を
また少しは知ることができることはありがたい。
今朝、ヒメコマツってなんだろう・・?と少し調べたら
五葉松の事らしい。
五葉、ゴヨウと良く先代が口にしていたし、材木屋になりたての頃は
紅松や五葉松を造作用に製材していたような記憶がある。
五葉松っていえば、盆栽の方が身近かもしれない。
そーかぁ・・ 五葉の事だったのかぁ・・ と。
でも実際に認識しながら製材の手伝いをして触ったのは初めてだった。
この色と木目からして、木材倉庫にある小さな一枚板もきっと姫子松に違いない。
製材時は挽き易かったし、個体差はあるのだろうが脂も殆どなく製材するのに
支障はなかった。
材面の触った感じはやはり少し脂っぽくしっとりしていて、
鼻を近づけると薄っすらと松の高貴な香りがする。良いものだ。
松材に関しては、パイン床材やピーラー造作材、米松などは多くを扱ってきたが
国産の松となると詳しくはなくハードルが高くなる。
上質な造作には床の間廻りに松の板が使われていたようだが
残念ながら突板張りの床の間類は扱った事があるが無垢の松は出したことがなかった。
一番身近にありながら、一番苦手、、?扱いが少なかった材種かもしれない。












■ MUKU-DATA ポプラ瘤 製材
買っていただいたポプラの瘤を製材した。
小さな材の製材は難しく危険
で製材機に材をセットするのに工夫が必要と
なる。
製材時に出る小さな木片も小物を製作するのに使えるらしい。
主には木をレジンで固めて小物やテーブルを製作するらしい。
瘤の部分を挽くと面が出てくるので、あぁ・・これはあれに使えるなど
喜んでいただいた。
小さくてボロい製材機だけど、外さずに持っていて良かったなと思う。
小さな製材所はこれからどうなることやら・・・
先の事は想像できない。
毎年、工場のどこかで目にしていた蛇を今年は見ないで終わりそうだと思っていたら
昨日はポカポカ陽気だったせいか、ヘビ
が姿を見せてくれた。
弊社の守り神だ。








■ MUKU-DATA 黒柿丸太 製材 賃挽き(8/24)
9月に入りました。
今年は7月からずっと暑い日が続きます。まさに地球沸騰です
昨日なんて、ここら辺(新潟市秋葉区)は39.4℃
全国一の高温で、
秋葉区内で1978年観測以来、最高気温を更新したようです。
お祭りも終り、スズムシの声もいっそう大きくなってきて
近所の柿の実も青々丸くなってきました。
柿の木って太らないですよね。。。
先日、比較的大きめの柿の木の賃挽きをしました。
木口からは少し黒が入っているのが見えましたので
想像したような板が挽けました。
黒柿と言えば孔雀杢が評価されますが、
こういったベタ~とした墨流しのような黒も木取りの仕方で
面白い素材になるのかと思います。
白に対してどこに黒を入れるか、配分、バランスで
見え方は随分と違ってくる事でしょう。
白地に黒、面白いですよね・・
見れば見るほど面白い。
黒柿としての材自体の評価が低い木目でも木取りの仕方で
こりゃきっと面白いものへと生まれ変わる素材かと思います





















■ MUKU-DATA 鬼胡桃 製材 賃挽き ( 8/24 )
硬さもほどよく優しい日本の木なのに、鬼
が付くのは
実が鬼のように凸凹していて硬いから・・
ブラックチェリー材も黒くないのにブラック?は実が黒いから。
食用目線で見た時の実に由来する材種名だが、
材木屋目線で材質としてみれば、鬼胡桃はほどよい硬さと加工性の良さ
その色合いなどから鬼ではなく、なんだ?姫か・・・?
優しい感じの印象。
ブラックチェリーも同じ視点でみれば経年変化の美しい琥珀色
アンバーチェリーという事になる。
木工用部材として賃挽き製材をした。
倒された木が製材を終え
寸年後、今度は家具や木製品に生まれ変わる。
鬼胡桃(オニグルミ)
樹木シリーズ 24 オニグルミ(森の水の郷 あきた)









■ MUKU-DATA 賃挽き製材
先日、工務店さんより持込みされた丁物や厚盤など板類に再製材した。
製品や半製品になっている材でカラカラに乾燥されどうも性の良い材だった。
カラフルな色は気持ちも踊る。

ブラックリンバ
リンバウッドこちらの材は初めて製材して材に触れてみた。
リンバウッドの中でも白いものはホワイトリンバ、黒い筋模様の入ったものはブラックリンバ、楽器業界ではコリーナと言われているらしい。
渋めの通好みの材を持っているなぁ・・と思う。
空間の中での材の見え方、見せ方を良く考えていらっしゃる工務店さん。


タモ
柾目挽きでの依頼、素性良く目詰まりも良い材でした。

サペリ
柾挽き、半製品でカラカラなので製材していて気持ちがいい!


ウェンジ
昔良く使われていたウェンジの床柱。
床柱製造時に脱色をかけ色抜きをして白黒の濃淡をハッキリさせたという。
木目の様子が鉄刀木(タガヤサン)に似ているので
それに似せて作っていたのかもしれない。
床柱では別名、ウェンジタガヤなんていったりしていた。
表面は脱色されているので挽けば中はウェンジの黒

パドック
こちらは色の変化の大きなパドック
挽いた際は鮮やかな朱色、、紫外線などにより色は深みのあるものへ変化する。
材面の色だけみるとインドローズに近い色で
過去に変化した色の深いパドックをインドローズと勘違いした事もあった。


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■ MUKU-DATA 榛の木(ハンノキ)製材 賃挽き
事務作業をしていたら工場の方でドーンって丸太を製材して
挽かれた板が台車に落ちるいつもとは違う重い音がするので
何だろう・・って工場に行った。
持込みされた榛の木を製材している音だった。
水分を多く含んでいるのでズシリとして重い。
榛の木は木材倉庫に何枚か桟入れして保管しているものがあるが
まだ削って販売した事はなかったかと思う。
特に特徴がある木ではないが(木目等)
薄くて優しく柔らかな色はありそうでないとも言える。
なんとなく色合いは橅、ドイツのライトスチームのかかったビーチに似ている。
材の硬さは触った感じ中くらい程度かなぁ・・
カバノキ科(ハンノキ属)、同属はあの北米産アルダー材との事らしい。
特に特徴のない木目や色は
建築の中では使いやすい材かと思う。
物を陳列した際も、棚板は木を使ってる程度の見え方で
そこに置かれた物へ意識が向かうのかと思う。
木単体の力強さというよりは
邪魔にならない木として取り入れる事で効果を発揮しそうな材なのかと思う。


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