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真行草 - 新発田屋 木材倉庫 https://shibataya-mokuzaisouko.jp Sat, 24 Jan 2026 00:50:04 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8.8 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/wp-content/uploads/2020/07/cropped-icon2-1-32x32.png 真行草 - 新発田屋 木材倉庫 https://shibataya-mokuzaisouko.jp 32 32 180542900 たかが見切りされど・・ https://shibataya-mokuzaisouko.jp/wooden-building-materials/41467/ Sat, 24 Jan 2026 00:43:11 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=41467 ■ MUKU-DATA  神代欅 見切り 24×10mm  チェンソー鋸目残し 一部杉皮を天井に貼るのにフィニッシュでボンド付けがなかなか難しいのでんじゃぁまあ、杉皮を押さえる為に押縁をいれようかって事になって・・・ 杉…

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■ MUKU-DATA  神代欅 見切り 24×10mm  チェンソー鋸目残し


一部杉皮を天井に貼るのにフィニッシュでボンド付けがなかなか難しいので
んじゃぁまあ、杉皮を押さえる為に押縁をいれようかって事になって・・・

杉皮の継ぎ目は6尺間に入るので、1.5間(2727mm)の間に909mmピッチ4本
杉皮自体、和風味なんだけど押縁を等間隔で入れる事で一気に「ザ・和」になってしまうのは
経験済み(木材倉庫の入り口の扉)
思いっきり和じゃないんだよなぁ・・と思いつつ
施工上押さえなきゃいけない問題もあり
ある意味妥協

さあ、倉庫の中で使えそうで安めの残り材は何かないだろうか?と物色する。
杉板を押さえるのに最適な平竹も数本あったのだが
ここはそれじゃないんだなぁ・・
竹で押さえると一気に本格的になってくるし
なんせ壁はラーチ合板のままで、少し木目が煩いから
DIYでウッドワックス等塗って木目を曖昧にしてぼやかしそうか・・等
所詮、倉庫のパーテーション

とは言いつつ、工務店さんや設計士さんなどプロの方が来店した時に
何?この部材と、、、
こんな部材もあるんだねぇと
いろんな木の使い方も知っていただきたいサンプル的な意味合いもありつつ・・

これいんじゃないかなぁ・・って直感で感じたのが
先日引き落とした神代欅の端材
片面はチェーンソーで切断した鋸目が荒々しく残っていて
色合いも地味で渋め
(こりゃ、いんじゃない、こんなのうちしかできんだろう・・)

長さ1.8m 巾130mmほどあった切れ端を大工さんに24mm巾の細めの棒に割ってもらい
これがなかなかイイ感じの素材になったかと思う。
こんな見切り、絶対に他ではないだろう・・
細めの見切り、押縁には面白いかと思う。
今回は杉皮の押縁だったが、例えば崩した草の和室の無垢天の押縁にも今後使えそうだ。

そう考えると通常であれば神代欅を修正挽きした端材だったが
それがどこにも見た事のない素材感を持っていたから、なかなか端材も捨てる事ができなくなる。

いざ、5.5mmベニヤ下地に丸まろうとする癖のある杉皮の裏面にボンドを付け
ステープルで張り始めたら、、
あれれ、と意外に上手くピッタリと張れる。
あれ?? 押縁なしでもいいんじゃないの・・・


杉皮をステープルで留めて、数本押縁としてこの神代欅の棒を横に当ててみたのですが
素材感も良くても、やはり横に押縁で流すと一気に和になってしまう。。

折角作った神代欅のチェーンソー鋸目残し押縁だったんだけど
止める事にした。
(あんなに気持ちが揚がってたのに・・)

でもどうせだから左右の見切り材として2本だけ入れた。
(これも見え方としては入れない方が良かったと思っているが
まぁ小さな部材としてのサンプルとして見ていただければと思う)

1820 24×10mm 
木造建築の中の木材で言えば、材積からいって1/1000にも満たない1本かもしれないが
素材感、使い方を間違えると
杉皮も押縁も素材単体はいいとしても
どちらの素材も殺してしまう事になってしまう。

たかが1本の小さな部材だけど、そこにどの材を合せるか?
答えは何十通りもあって、
それがそこの作るもの出来上がるものの個性となるのかと思う。





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41467
楢虫食いの茶筅筒 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/tree/41285/ Fri, 26 Dec 2025 00:23:05 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=41285 ■ MUKU-DATA 楢虫食い茶筅筒  敷板:神代杉(鳥海山)柾目  テーブル:神代栃 約ひと月ほど前だったかなぁ・・愛知県から木工をされている方が木材倉庫に寄っていただき神代木等を購入いただいた際に、屋外に投げてある…

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■ MUKU-DATA 楢虫食い茶筅筒  敷板:神代杉(鳥海山)柾目  テーブル:神代栃


約ひと月ほど前だったかなぁ・・
愛知県から木工をされている方が木材倉庫に寄っていただき
神代木等を購入いただいた際に、屋外に投げてある(捨てている訳ではなく何かに使おうと置いているのだが)
楢の虫食いの欠片に反応して、この材料父が喜ぶかと思いますと話していたので
折角遠くから来ていただいているし、どう使われるのかも気になったので持って帰ってもらった。

父が喜ぶと思うので・・・
お父さんも同じ木工家として活躍されているのだが
自分自身も家業を受け継いだ身ではあるが、「父が喜ぶと思うから」なんて考えたこともなかったかもしれない。
なんて親孝行なんだろうって感心する。

数日後、早速お酒と共に箱に入った茶筅筒が送られてきて箱を開けて感動して
直ぐにお父様へお礼の電話をいれた。

子供の頃にハサミで何か切る時、なかなか切ることができずにヤキモキしている横で
父に「バカとハサミは使いよう」と言われて
子供ながらに切れない事とバカと言われているようで余計にイライラしたような記憶がある。
切れない?ハサミも使い方次第では良く切ることができる
あんたの使い方に問題ありという事なのだろうけど・・


虫に喰われた材を構造材、家の躯体に使ったら大問題となるのだが
造作材へ向けると、へぇ~って感心されたり感動を呼ぶ。
特に真行草でいうところの草の崩した数寄屋には時々虫食い板が使われているのを目にする。

黒柿の虫食いの欄間、栗の木虫食いの幕板、
過去一感動したのは数寄屋建築部材を得意とする銘木匠から見せてもらった
栗の虫食いの炉縁である。

虫食いの穴の大きさ、4角の炉縁に見える穴の空き方のバランス
併せて極上黒柿孔雀杢の炉縁も見せてもらったけど
どちらかを選ぶのならば迷わず虫食いの栗のほうだ。

もう少しこの虫食い材を深掘りすると、虫の食われ方、バランス、穴の大きさや空き方
この虫の食われ方いいねぇ~ とか
割れた板の割れ方、全体と割れのバランスこっちの方が割れた感じがいいよねぇ・・とか
スポルテッド、黒柿、ダオ、バストゥーンなども
一枚板の中での縞模様の入り方と全体のバランス
好みの差もあるけどその辺がポイントになってくるのかと思う。



虫が喰っているからダメ、捨て
割れているから、ハイ評価無し、
無傷無欠点に木取りされた「ザ・銘木」もそれはそれで溜息が出るほど
素晴らしいものあるのだが
虫食いだって、割れだって、視点を変えれば良材とは別な力を発揮する事ができる。
良材にはない凄み、素敵さを演出できる材なのである。

切れないと思われているハサミは使いよう・・
実は使う側がバカなだけなのかもしれない。


材を粗末にせずに愛する者だからこそ作れる茶筅筒かと思う。
いいものをいただいた。








これだよ、
これに反応してくれたのは過去一人二人程度
実はこの強烈な楢の虫食い板、大きな材で数枚在庫しているのです。







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41285
ほどよい樟一枚板 共木 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/mukuita/41177/ Tue, 16 Dec 2025 23:36:39 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=41177 ■ MUKU-DATA  樟(クスノキ)天然乾燥材 Rプレナー済み SIZE左:2300 660-710-930 t63mm右:2350 730-830-960 t62mm 共木の樟一枚板です。ほどよい大きさ、ほどよい木…

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■ MUKU-DATA  樟(クスノキ)天然乾燥材 Rプレナー済み


SIZE
左:2300 660-710-930 t63mm
右:2350 730-830-960 t62mm



共木の樟一枚板です。
ほどよい大きさ、ほどよい木目、少し曲りの変化もあって一部に杢もある。
クス特有の香りもあるし、全体に白くて素性も良さそうな木
価格もほどよく、
どこをとってもほどよい一枚板だなぁ・・と眺めていた。

最近は杢物を求められる事も多いのですが、
ちょうどいいあんばいって、なかなかどれも個性的な顔を持っている一枚板では
案外ないのかもしれない。

話しは少し逸れるが
〇〇っぽいってのが一つの時代のキーワードのような気もする。
本格的な真の和室ではなくて、、、障子と畳のある和室ぽい部屋
茶室っぽいお茶のできる部屋
本格的な仕来たり、ルールなど堅苦しいことは無しにして
まぁ楽しもうよ的な

仕来たりや伝統、規則など熟知して崩せるのなら尚いいが
それに触れる機会も少ないし、別な楽しみも多いのでなかなか時間もない。
でも何となく、〇〇には惹かれる。。。

悪くないと思うし、自分自身も関心のあることを掘り下げ極めてはいない。

拘りは人それぞれだし、何がどうこうという訳でもなく。。。

「ほどよい」というのが長くお付き合いできる秘訣かもしれない。

「〇〇っぽい」とはいうけれど、木は木、本物ではある。













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41177
神代栗、神代楢 海外ではBOG OAK https://shibataya-mokuzaisouko.jp/jindaiboku/40970/ Fri, 28 Nov 2025 11:33:39 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=40970 ■ MUKU-DATA 神代栗  2021年7月製材  4年前に製材して寝かせておいた神代栗をそろそろ料理させてもらう事にした。挽いた時は、これはなかなか良いものになってくれるのではなかろうか・・と淡い期待をしていたのだ…

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■ MUKU-DATA 神代栗  2021年7月製材 


4年前に製材して寝かせておいた神代栗をそろそろ料理させてもらう事にした。
挽いた時は、これはなかなか良いものになってくれるのではなかろうか・・と淡い期待をしていたのだけど
よくぞここまで暴れてくれました。

挽いている時はピンホールはそれほど目立たなかったのですが
乾燥してみると、結構ピンホールだらけでしたね・・  残念・・ 
とは言え、栗にピンホールって栗らしいから前向きに捉える事にします。

反りや捩れに備え、厚み120mmで製材したけど想像を超えるネジレで
このまま平面出ししても使えなくなりそうなので
高周波プレスに出そうと思っています。
この状態でプレスされればきっと亀裂は広がるでしょうが・・
選択としては高周波で押してある程度平らにしてからのプレナー加工としようと思っています。
カウンターやテーブル、ブックマッチの大きなテーブルなど想定しています。
割れの広がった箇所は埋めるか、そのままがいいのかなど
プレナー後に再度見ながら決めようと思います。

残りの巾のない部材では、今回は和室周りの材を少し取ろうかとも考えています。
今更和室??需要の少ない和材?? だからこそ、そっちがいいかなぁとも何となく思っています。
床の間廻りの、例えば床框(とこがまち)
ピンホールの虫食いの黒の床框は草の行辺りか・・・?
需要の少ない床の間ですが、こういった材で床の間廻りをこしらえたら
良くなりそうじゃないですかぁ!

柱材は少し長さが足りないなぁ・・(大きな厚盤からであれば可能ですがそっちはテーブル用がいいかと)
短い1mほどのものも、例えば間口3尺の床の間や飾り棚などの見切り材にいいかもなぁ・・と
渋めの和室部材を想像しながらニヤニヤしています。

埋れ木の中でも栗や楢は特に真っ黒になっています。
タンニンが多い材種が特に黒くなるようです。

埋れ木や神代木って日本固有のものとずっと思っていたのですが(さすが日本人!って)
海外でもあるんですよね、ボグオークってやつが。。
数年前にBOG OAKの事を聞いて英語は読めませんが海外のサイトを時々みたりしていたのですが
日本より使い方は大胆ですよね。
割れなんて気にしない、むしろその辺を楽しんで敢えて見せているようにも思えます。
最近日本でも価値観は多様で割れなど気にしない方も多くいますし
割れた材を見てカッコイイ、こっちの割れ方の方が好みかなぁ・・なんて方もいますし
まぁ全体の雰囲気が上手くまとまっていればどこかに刺さるのかと思います。

久々に「BOG OAK ボグオーク」で検索したら
マルホンさんは厚張りのフローリングを出しているんですね!驚きました。恐れ入ります。
マルホンさんのボグオークの記事は分かり易かったのでリンク貼っておきます。
その他海外のサイトなど

→ マルホン ボグオーク
→ WONDERWALL STUDIOS
→ The Great Fen
→ Bois Antique 

他にも「BOG OAK」で検索すると色々と出てきますので
使い方など何かの参考になるかもしれませんよ。

いいものはいい、かっこいいものはかっこいい
シンプルに自分に刺さるもの、刺さる木など
それが自分にとっての一番いい材なんだと思います。



この材の過去記事
→ 神代栗 一枚板 製材 厚盤
→ 天然乾燥中の捩れた神代栗



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黒檀丸太の床柱 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/wooden-building-materials/34601/ Thu, 01 Feb 2024 23:48:35 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=34601 ■ MUKU-DATA 黒檀丸太 3m φ120mm  前後の記憶は曖昧だが、確か細かな仕様を決める前の設計段階からで建築家と材木が好きなお客様で木材倉庫に来ていただき、材を見ながらどう使おうか?って具体的な仕様を決めて…

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■ MUKU-DATA 黒檀丸太 3m φ120mm 

前後の記憶は曖昧だが、
確か細かな仕様を決める前の設計段階からで建築家と材木が好きなお客様で
木材倉庫に来ていただき、材を見ながらどう使おうか?って
具体的な仕様を決めていったかと思う。
でなきゃ、見積書の床柱の欄にこの黒檀丸太と記載しているはずがないから。。。
床柱に絡む幕板は楓両耳付きの一部墨流し(スポルテッド模様が入っている)

この丸太に出会ったのは
かつては床柱を製造していた工場の片隅にあったもの。
埃が被り何の材種かも店主も定かではなかったほど古く枯れた材だった。
きっと40年ほど前に作られていた瘤洗い出しの床柱の丸用として
取寄せておいたものなのだろう。。。
(このままの状態で製造しなかったのは何か難があったのか?時代が変わりつつあった為なのか・・・)
埃を払って良く見れば黒檀ではないか!

黒檀と言えば正角にしてキレイに仕上げて磨き、当時は床柱の中では最高峰の材
入母屋造りの2間続きの和室には黒檀、紫檀そして鉄刀木はステイタスの象徴として
使われていた。
丸の洗い出しとして加工されなかった黒檀丸太・・
40年も陽の目を見ることなく片隅に佇んでいた丸太・・
これ雰囲気あっていいんじゃないのかなぁ・・と
他の唐木類と共に仕入れておいたものだった。

図面上の和室は、竿縁に無垢天と結構本格的な造作になっていたが
建築家のフィルターを通して現代風にアレンジして崩してあった。
真行草で言えば、、草。。か ・・
草の中での草の真、草の行、草の草で見るなら
使われる材や造作からしたら草の真っていったところか・・・
(数寄屋建築を得意とする藤森工務店さんにご教授いただきたいところだが・・)

埃が被ったままで何の木かわからないままだとタダの汚い丸太?にしか見えないのもなんなので(わからないままでもいいって言えばいいんだけども・・)
厭らしくない程度に「僕、黒檀なんだよ」って部分的に顔をのぞかせる為に
建築家の監修の元、お客様と弊社社員との共同作業で一部磨きをかけて
それと分かるように仕立て上げた。
この微妙な磨き加減はきっと難しかったと思う。
多く身を出し過ぎればオラオラ系黒檀様になってしまう。
仕立てあげられた黒檀を見て、なかなか良い感じの佇まいに変身したなぁと思った。

先日、建築家さんがこの黒檀を確認しに来た際に
袖壁からの光の入り方、影の出来方などを中心に現物を見ながら
詳細の納まりを検討していた。

窓の位置や大きさ加減で光の入れ方など検討する事はあるのかとは思うが
納まりをずらしながらの光の取り込み方を見るっていうのは・・・あったっけ?
茶室、数寄屋では使う材の寸法や納まりまで厳しい決まりがある中で
材の立つ位置を動かし微調整しながら納まりを決めるって
面白いなぁ・・と眺めていた。

今風の面白い和室になるのかと思う。
そっくりとその通りに作る本家取りってあるけど、それはそれでやってみたいけど
現代の感性で作る和室ってものいいんじゃないかなぁと思ってる。


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