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木の声 - 新発田屋 木材倉庫 https://shibataya-mokuzaisouko.jp Mon, 31 Mar 2025 22:49:54 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8.8 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/wp-content/uploads/2020/07/cropped-icon2-1-32x32.png 木の声 - 新発田屋 木材倉庫 https://shibataya-mokuzaisouko.jp 32 32 180542900 壊れた木に息を吹き込む https://shibataya-mokuzaisouko.jp/tree/38181/ Tue, 21 Jan 2025 01:03:36 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=38181 ■ MUKU-DATA  流木の鳥  先日雑貨屋へ行ったら流木、実際は流木ではなく長い年月で白太が朽ちて無くなり赤身の硬い部分だけが残った木の根、枝が分かれる部分かもしれない、その朽ちてガサガサと残った部分を胴体と羽根に…

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 MUKU-DATA  流木の鳥 

先日雑貨屋へ行ったら流木、実際は流木ではなく長い年月で白太が朽ちて無くなり
赤身の硬い部分だけが残った木の根、枝が分かれる部分かもしれない、
その朽ちてガサガサと残った部分を胴体と羽根に見立てて首から先の頭部が形作られ
鳥の置物として作られたインテリア雑貨があったので
価格も手頃だったので購入した。

材木として木取り製材される前の自然のままの部分が残っているもの
長い年月で朽ちかけてたそのままの形
丸太を板挽きして乾いていく過程で自然の捩れたり反ったり割れたりする
木の当たり前の特性・・
それらの形や現象を見ていると
完成されて作られた木製品よりも力強く心に刺さってくるものがある事は
常々木を扱っていて感じていること。

通常製材所は、木を使って作る人の為に作り易いように丸太から必要部材を
製材して材木、部材として適材にしてから次へ渡す為の役割がある。
建築であれば、梁や桁、柱、タルキ等
木の器であれば、150角厚み60mmとか、作るものに合せた指定されたサイズを木取りする。
木製品には全てそれを作る為に分増しして製材する必要サイズがある。

そして必要とされるものが取れない部位が写真のようなものや
一般的にはダメージ材と言われる材などである。

どういう訳か、人が扱い辛いそういったダメージ材には
ちょくちょくとここの部分イイよなぁ・・・
ここはこの木の肝だったんだろうねぇ・・
みたいに思う事が多い。(と私自身は思っているが多くの材木屋からは
何を言ってんだと笑われそう)

数年前にSNS上に流れてきた水田典寿さんが創り出すものは
まさにそういった材をプラスに活かして独特な世界観を作り出していて
初めて目にした時に、これこれ!と胸が高まった。
流木等のある部分を活かして一部に細かな彫刻が施されている。
SNS上に流れてくると面白いと思い見入ってしまう。
(→ インスタグラム 水田典寿さん)

この鳥は水田さんの作品では当然ないのだけれども
きっと、こういった材を見て同じように思う人は少なからず居るのかと思う。
木材倉庫には過去、木の木目模様や捩れなどの特性を活かして
そこで絵を描きたいと木を探しにきた人が何人かいた。

一枚、一本違う個性の塊の木を見ていると
どこか刺激されてソワソワしてくる事がある。
木はきっと創造力を刺激してくれる素材なのかと思う。
何百年も自然の中で生きてきたからきっとパワーを貯め込んでいるのだろう。

そのように木の力を利用させてもらって
今まで見たこともなかったもの、想像を絶するものを
是非作って欲しいと思う。




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木との関係 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/lumbering/36142/ Mon, 17 Jun 2024 09:09:36 +0000 https://shibataya-mokuzaisouko.jp/?p=36142 ■ MUKU-DATA  柿の木  (荷台へ載せてハアハアしている写真、顔部分はトリミングしてカット) 先週末、関東へクリニックの受付L型カウンターを届けてきた。先生は木を愛する方で、端材も何かに活用したいとの事で加工で…

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 MUKU-DATA  柿の木
  (荷台へ載せてハアハアしている写真、顔部分はトリミングしてカット)

先週末、関東へクリニックの受付L型カウンターを届けてきた。
先生は木を愛する方で、端材も何かに活用したいとの事で
加工で出た端材も一緒にお届けした。
製作したL型のカウンターは新築中の現場へ搬入
端材はビルとフェンスの狭い敷地の裏口へ保管する為に、運ぶ。
すると、ビル群に囲まれた雨の当たらない裏口付近に1本の丸太が横たわっていた。
こんな場所に丸太・・・  違和感・・・
木の肌から柿の木と分かる。何故?
ちょうど先生が出てこられ、この丸太、皮むいた方がいいですかねぇ?と
皮は剝いた方がいいんだけど、屋根とビルに囲まれているせいか
丸太の状態は良くて、虫の入った形跡もなく・・

ところで、どうされたんですか?この柿の木は?

隣接地に新築中の敷地に昔から生えてた柿の木らしい。。
それ以上は聞かなかった(聞く機会を逃したが)
きっと、そのまま廃棄処分されてしまう事が痛々しかったんだろうと思う。

かなり前に、ブログで近所の木だったかが伐採され、
引き千切られて泥だらけになっていて、
小さな頃から見慣れた景色が変わってしまった事を書いたら
確か、先生から同感、同情のメールをもらった記憶がある。

きっとその時と同じような気持ちだったのではなかろうか・・と
思っている。


さて、どう考えてもこの狭い敷地から人力で運び出せないよね・・
と思いつつ、一緒に運搬を手伝ってもらった加工屋さんに
出せるかな?(出せないよね・・と思いつつ)と無茶振りしてみたら
柿の木を立てて抱きかかえながら一人で出そうとし始めた。。(オイオイ)

そこでスイッチが入った。
要はヤル気。
現場監督さんも本気で考えてくれてロープと木を用意してくれて
気合で20mほど?の奥から何とか表へ出して
トラックの荷台へ載せる際は4人がかりでエイ!って載せる事ができた。

L型カウンターを安全に現場へお届けして業務完了と思っていたが
想定外の展開だったし、先生自身も、製材するという事は考えては
いなかったのかと思う。

奥から運び出す際に、私が1m程度進んで直ぐにムリムリと休憩しながら
汗流して切ない姿を加工屋さんは爆笑していたが
それはロープに通した木の棒の重心が中心ではなく私の方へ傾いていた為に
多分7割ほどの荷重がこっちへかかっていた為かと思う。

トラックの荷台に載せ終え、完全に息が上がっていた。。。
気合で自然と声もデカくなって通行人の人たちには
何してんだろう?あの人たち?って思われたかもしれないなぁ・・

帰り道、荷台に載っている柿の木の事など考えていた。

この柿の木の丸太自体は、材木的にみれば一般的には価値のあるものではないけど
そこにずっとあった事、その人との関係性、、
意識がなければ、廃棄処分されたであろう柿の木

長くこの柿の木を共に歩んできた記憶、関係性が
特別な意味を持ち、価値のあるものへとなっていく。

以前、依頼された小さな時から一緒に居た、
お寺の桜の木。。。
伐採された桜の木を製材し乾燥させ、その後娘さんの机を製作してもらった
と写真をいただいた事がある。
小さな頃から敷地に生えていた桜、
何かの事情で伐採しなきゃいけなくなり、
別な形で残して繋ぐことができたこと。
これはその人にとってはとても意味があって価値のあるものとなる。

木は不思議だなと、時々そんな場面に遭遇する。
木は知っているんだなぁとも思うし
木の声が聞けるんだなぁ・・とも思う。

柿の木は300km離れて弊社木材倉庫へ保管されている。
田舎へ連れてこられびっくりしているのかもしれない。。
ここの居心地はどうだろう?






300km離れた弊社木材倉庫へ

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