MUKU-DATA  屋久杉の瘤 製材  10/22 

屋久杉かぁ・・
しかも瘤ねぇ・・
その日の朝、丁度銘木匠と電話でヤクのコブの話をしていたばかりだったので、
旬な話題の製材だった。
賃挽きとして持ち込まれた屋久杉の瘤、聞けば
15~20年ほど前に屋久島へ行った際に屋久杉の木工品を扱うおみやげ屋さんで
材をお願いして分けてもらったとの事。
好きな材を購入して、茶箪笥とか木製品を作っているのが趣味のようで、
今回はこの塊から12mm厚を2枚だけ製材することになった。
確か扉面材に使うようなことを話していた。

もう一つは屋久杉の根っ子付近の材、
こちらは製材するとあの屋久杉独特の香りと油分も多く
何十年も経過しているのに材面はしっとりとしていた。

瘤も屋久杉特有の香りがほのかに感じられた。

いづれも初めての経験だったので、貴重な製材だった。

その日の朝、関東の銘木屋さんと話した話題だっただけに、
欲しい方もいるんだろうけど、
持ち主さんに残った瘤の塊を手放す気は少しも感じなかったので
その事には触れずに終わらせた。

とても大事にされている様子でしたし、家具が出来たら見せていただこうと思う。

これがレア材、激レア材なのかどうかは、屋久杉に関しては詳しくないので
良く分からないが、「激レア」カテゴリーに置いておく事にする。